![[写真=現代自]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/02/26/20250226144313413303.png)
現代自とサムスン電子が第5世代移動通信(5G)特化網を通じたスマート製造ソリューションの構築に拍車をかける。
現代自は今年1月からサムスン電子と協力し、「5G特化網レッドキャップ(RedCap)」技術の実証を成功裏に終えたと26日、明らかにした。 両社は関連技術を来月3日からスペインで開かれる世界最大のIT博覧会である「モバイルワールドコングレス(MWC) 2025・バルセロナ」に展示する。
現代自は、サムスン電子とモビリティ製造分野で業界初の5G特化網レッドキャップ(P-5 RedCap)技術の実証に乗り出した。 今年1月からサムスン電子の水原(スウォン)事業場内のテストベッドで、サムスン電子の専用基地局(Radio)と統合管理システムなどで構成された5G特化網レッドキャップインフラ設備を活用した。 現代自は、直接設計した完成車検査端末を活用し、工場内で運用する装備との通信性能に対する検証を成功裏に完了した。
5G特化網は、特定企業が社内または特定区域内の通信のため、該当区域内に別途の基地局(無線通信のためにネットワーク端末を連結する設備)を設置し、別途の通信周波数帯域を活用して外部のインターネット・モバイルユーザーと通信干渉が発生しない専用通信システムだ。 通信断絶や遅延がほとんどなく、超高容量のデータを早く送・受信することができ、多量の産業用ロボットや無線装備に対する中央集中的統制が可能だ。
ただ、5G特化網の運営は端末設計の複雑性、特化インフラ構築のための高度な技術力と相対的に高い電力使用量などが前提となる。 現代自とサムスン電子が今回の協力を通じて一緒に実証を経た5G特化網レッドキャップ技術は、従来の5Gに比べて△端末構成の単純化 △特化網装備の小型化 △製造現場設備と環境を考慮した周波数帯域幅の縮小などの特徴を備えている。 これを土台に、低電力・低仕様・低費用で、既存工場内の通信に利用していたWi-Fを越えて5G水準の通信速度とデータ処理容量、安定的な連結性と低遅延を確保した。
現代自関係者は“レッドキャップ技術を導入し、車両検査装備、小型無線工具、カメラ、タブレットPCなど、製造工程に使われる多様な装備まで途切れない高速無線通信で制御が可能だ”と述べた。
現代自とサムスン電子は、来月開かれるMWC 2025でサムスン電子の展示ブース内に特別展示スペースを設け、主要企業の顧客と業界関係者を対象に、技術検証の結果と量産車の製造工程に適用できる5G特化網レッドキャップ通信システムを公開する予定だ。
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