![[写真=SKテレコム]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/02/25/20250225165717265856.jpg)
SKテレコムは3月3日から開かれる世界最大の移動通信展示会「モバイルワールドコングレス(MWC) 2025」で、産業現場の安全と顧客情報を守る賢いAI技術を披露する予定だと25日、明らかにした。
SKTは今回の展示で、先端通信技術とAIを融合させ、建設現場の安全と効率を高める自動運転ロボットから金融セキュリティソリューション、K-コンテンツ輸出に必要な音源分離技術など、斬新なAI技術を紹介する。
SKTは建設現場、病院、オフィスビルなど多様な産業環境で精密な移動が可能な自動運転技術「VLAM(Visual Localization And Mapping)」の実証成果を公開する。
VLAMは、空間分析AIと精密測位AIを活用してロボットに搭載されたカメラ映像をリアルタイムで分析し、位置を精密に把握する技術だ。 これを通じ、ロボットは複雑な建設環境でも正確で安定的な移動が可能だ。
VLAM活用ロボットは、作業者が必要とする正確な位置まで資材を運搬し、積載を安全に支援する。 複雑な大型病院の病棟でも最適な動線を見つけて医薬品などを運送することができ、現在、医療機関とも協力を進めている。
この技術は通信設備に人工知能(AI)を適用し、基地局周辺デバイスの性能最適化に役立つSKTのテルコエッジAI(Telco Edge AI)インフラと最適な組み合わせを成すものと期待される。
SKTは個人と企業顧客の両方が活用可能な通信ビッグデータ基盤のAIセキュリティソリューション「FAME(Fraud detection AI for MNO & Enterprise)」を披露する。 FAMEは、企業顧客のための詐欺探知モデルと移動通信利用者のためのスパムフィルタリングモデルを全て提供する。
FAMEの詐欺探知モデルはSKTの位置データと電話、文字情報などの通信データをAIでリアルタイム分析し、金融・保険詐欺を予防するのに役立つ。
また、FAMEはLLM技術を活用し、スパム・スミッシング・悪性アプリ・悪性URLなどをリアルタイムで探知し遮断する個人顧客対象サービスも提供している。
SKT関係者は“今回のMWCで公開するAI革新技術を通じ、産業現場のデジタル転換を先導し、さらにグローバル市場で韓国AI技術の地位を高めていく”と述べた。
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