コンテナに続いてプラントまで…ハンファオーシャン、中国を抜いて欧州高付加価値船舶の受注へ

[写真=ハンファオーシャン]
[写真=ハンファオーシャン]

ハンファオーシャンが年明けから大型コンテナ船と海洋プラントの受注を推進し、スーパーサイクル(超好況期)に効果的に対応している。 米国の対中牽制で、欧州の高付加価値船舶の新規発注がハンファオーシャンに向かっているという評価も同時に出ている。

9日、造船・海運専門誌のトレードウィンズ(TradeWinds)によると、ドイツのハパックロイド(Hapag-Lloyd)が1万6800トン級のLNG二重燃料コンテナ船6隻をハンファオーシャンに発注することを最終検討している。 契約が成立すれば、ハンファオーシャンは12億ドル(約1兆7000億ウォン)の収益を上げることができる見通しだ。

ハパックロイドは当初、中国揚子江船業にコンテナ船6隻を追加発注する計画だったが、2021年にハンファオーシャンの前身である大宇造船海洋と締結した建造意向書により、ハンファオーシャンに発注する方向に変えたという。

海運専門家らは、物流量の拡大を狙うハパックロイドの立場から、早ければ2027年、船舶を引き渡せるハンファオーシャンは魅力的な選択肢だと分析した。

双方は契約を控えて最終条件を調整中であり、早ければ今月中に最終契約を締結する見通しだ。

また、ハンファオーシャンはフランスのトータルエナジーズ(TotalEnergies SE)がナミビアビーナス油田開発事業に投入するために発注した浮遊式原油生産・貯蔵・荷役設備(FPSO)事業の受注にも乗り出した。 欧州造船所との競争が予想される中、主要船級機関で品質認証を受けたハンファオーシャンが原価・品質面で高い点数を受け、事業受注が有力だというのが業界評価だ。

造船業界では米国トランプ政権が関税と各種制裁で、中国造船業者に対する牽制に乗り出すと予測されるだけに、グローバル海運・エネルギー業者が韓国造船所という代替オプションに集中すると期待している。 石油産業の育成を叫ぶトランプ大統領の政策が、海洋プラント発注量の拡大につながるだろうという見方も出ている。

実際、今年1月、韓国造船業者は中国を抜いて最も多い船舶受注量を記録した。 造船・海運市場分析会社のクラークソンリサーチ(Clarksons Research)によると、韓国は1月、標準貨物船換算トン数(CGT)基準で90万CGT(62%)を記録し、27万CGT(19%)を記録した中国を抜いて受注量1位を記録した。

韓国の受注船舶数は13隻で、21隻を受注した中国より少なかったが、コンテナ、プラント、特殊船など高付加価値船舶を中心に受注に乗り出したのが成果を出した。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기