![[写真=斗山ロボティクス]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/02/06/20250206121510809906.jpg)
斗山ロボティクスが北米、欧州に続き、東南アジア市場の拡大に拍車をかけている。
斗山ロボティクスはタイ・バンコクに位置するロボットシステム統合(SI)業者「VRNJ」と協同ロボット300台供給のための業務協約(MOU)を締結したと5日、明らかにした。
斗山ロボティクスは今回のMOUにより、自社の協同ロボットモデル4種類(A、H、M、Pシリーズ)、300台を2年間VRNJに供給することにした。 このうち、60台は優先発注を受ける。 また、両社は生産現場に適用する様々なソリューションを開発し、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどの需要先を発掘するために相互協力することにした。
Mシリーズは、すべての6軸回転軸にトルクセンサーを内蔵し、0.2ニュートン(20g)に過ぎない外部の衝撃にも急ブレーキが可能な製品で、業界最高水準の性能と安全性を具現した協同ロボットだ。
Aシリーズは合理的な価格でありながら加速性を具現し、先端セーフティアルゴリズムを適用し、国際試験認証公認機関であるTUV SUDが実施した安全性能評価で最高レベルを獲得した。
Hシリーズは可搬荷重25kgで、重い物を安定的に扱いながらもロボットの重さは他社製品の半分水準である75kgに過ぎないのが特徴だ。 6つのすべての軸にトルクセンサーを搭載し、フェンスがなくても狭い空間や移動ロボット(モバイルロボット)に柔軟に配置できる。
昨年下半期から量産を始めたPシリーズは、物流や運送過程で物をパレットに整列したり積載するパレタイジング(Palletizing)に特化した協同ロボットで、可搬荷重と作業半径が業界最高水準の製品だ。
斗山ロボティクスはVRNJと共に、協同ロボットを適用した△部品仕上げ(Parts Finishing) △パレタイジング(Palletizing) △検査(Inspection) △ピックアンドプレイス(Pick&Place)などの製造ソリューションを東南アジア地域の生産現場に供給する計画だ。
斗山ロボティクスのリュ·ジョンフン代表は“東南アジア地域は中国に次ぐ第2の生産拠点として新規工場が増えている傾向であり、協同ロボットを適用しようとするニーズが大きい”とし、“現地地域SI業者との協業とマーケティング活動を強化し、大規模受注のための基盤を用意していく”と述べた。
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