サムスンSDIが昨年第4四半期に赤字に転換し、業績不振に直面した。 年間営業利益は前年比76.5%減の3633億ウォンにとどまった。
サムスンSDIは24日、公示を通じて2024年第4四半期に売上3兆7545億ウォン、営業損失2567億ウォンを記録したと明らかにした。 これは前年同期対比売上が28.8%減り、営業利益は赤字に転換したのだ。
バッテリー部門では売上3兆5645億ウォン、営業損失2683億ウォンを記録した。 ESS(エネルギー貯蔵装置)用バッテリーはデータセンターの電力需要増加で、電力用ESSとUPS(無停電電源装置)用販売が増え、四半期最大の売上を達成した。 しかし、電気自動車用バッテリーと電動工具用バッテリーは、主要顧客会社の在庫調整の影響で、売上が減少した。
電子材料部門の売上は1900億ウォンで、前年同期対比31.0%減少し、営業利益は116億ウォンと集計された。 半導体工程素材はメモリー半導体ウェハー投入量増加で小幅成長したが、ディスプレイ工程素材は季節的要因で需要が減ったことが分かった。
サムスンSDIは今年、グローバル電気自動車用バッテリー市場が米国と欧州を中心に前年比約21%成長すると見込んだ。 ESS用バッテリー市場はAI産業の成長と電力需要の増加に支えられ、北米を中心に約14%成長すると予想した。 小型バッテリー市場はインドを中心に電気二輪車市場が拡大するものと見られるが、電動工具市場の需要回復は遅れるものと展望した。
サムスンSDIは、技術競争力の強化と事業構造の改善を通じ、今年上半期中に業績回復の転機を作るという戦略だ。 特に、内外の不確実性の中で、差別化された技術力と運営効率化を通じ、持続成長のための基盤を構築する方針だ。
一方、サムスンSDIは同日、取締役会を開き、2024年普通株基準で1株当たり1000ウォン、優先株基準で1株当たり1050ウォンの配当を決議した。 だが、中長期成長のための施設投資により、余剰キャッシュフロー赤字が持続すると予想され、2025年から3年間現金配当を実施せず、成長動力強化に財源を集中する計画だ。
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