[アイオニック9ワールドプレミア] 「アイオニック9」世界初疲労…必死で準備した米国攻略

[写真=現代自]
[写真=現代自]

現代自が世界舞台にアイオニック9を初めて公開した。 年2万台の販売を目前に控えている起亜EV9の興行ムードを受け継ぎ、現代自はアイオニック9を前面に出し、最大の電気自動車市場である米国のラグジュアリースポーツ用多目的車(SUV)市場攻略に拍車をかけるという戦略だ。 米国の政権交代とキャズムの中でも、市場に電気自動車の新車発売を知らせることは、それだけ商品性に対する自信が確固たるものだという意味にも見られる。

現代自は21日、米ロサンゼルスのゴールドステインハウスで電動化SUV「アイオニック9」を世界で初めて公開した。

アイオニック9は、現代自専用の電気自動車ブランドであるアイオニックの3番目のモデルで、ブランドラインナップを拡張する初の電動化大型SUV車である。 アイオニック9の価値は「Built to belong(空間、それ以上の共感)」に向かう。 超連結社会の中でも断絶感を感じる顧客に共同体と共に留まりながら、連帯感を形成できる豊かで柔軟な空間を提供するという意志が込められている。 行事が開かれたゴールドステインハウスは一時代を風靡したミッドセンチュリーモダン様式を代表する建築物であり、LACMA(LAカウンティ美術館)に寄贈されるなど共同体のための文化遺産になる場所という点で「Built to belong」価値と接している。

◆「ボート」形状の柔軟なデザイン…室内は広々としたラウンジ感性

アイオニック9は大型SUVモデルらしく、同クラス最大の3130mmのホイールベースを備えている。 全長は50~60ミリ、全幅1980ミリ、全高1790ミリだ。 60%まで折りたためる6:4分割フォールディングシートとスイベルシートで、2列および3列の空間性を確保した。 1列目はリレクションシートとレッグレストをはじめ、運転席のエルゴモーションシートを適用した。 ユニバーサル·アイランド2.0コンソールは最大190mmまで後方移動が可能で、ドライバーと搭乗客の両方が使いやすい。 ここにスマートフォン無線充電システム、カップホルダー、ストレージボックス、下段スライディング引き出しまで搭載し、単純移動手段ではなく、生活の空間に進化させた。 楕円形のデザインはラウンジ感をプラスしてくれる。 最大7人が搭乗できる。

アイオニック9のデザインは「ボート(Boat)」から得たインスピレーションで誕生した。 これを通じて得たのは、エアロスセティック(Aerosthetic)シルエットだ。 エアロステティックは空気力学を意味するエアロダイナミック(Aerodynamic)と美学を意味するエスセティック(Aesthetic)の合成語で、空力の美学を盛り込んだデザインをいう。 柔軟なデザインに加え、デュアルモーションアクティブエアフラップなどが搭載され、アイオニック9は大型SUVとしては最高水準の空気抵抗係数0.259を達成した。

フロントは専用電気自動車アイオニックの核心デザイン要素であるパラメトリックピクセルを適用し、その上を透明な素材で覆った。 精巧に彫刻したようなホイールアーチ部分とドア下部にあるロッカーパネルラインは、車両の深さと立体感を加えてくれる。 側面は後部ホイールアーチの上を斜めに包み、車両フェンダーのボリュームを強調する。 背面の未来志向的なパラメトリックピクセルランプと隠れたアンテナも目を引く要素だ。

◆最大走行距離532km…来年、韓国·米国·欧州に販売拡大

アイオニック9は1回の充電で最大532kmを走ることができる。 E-GMPを基盤に110.3キロワット時(kWh)バッテリーが搭載され、航続型と性能型モデルの両方とも500km以上の走行距離を確保した。 後輪モーター基盤の2WD航続型モデルの最高出力は160キロワット(kW)、最大トルク350Nmだ。 4WD航続型モデルは最高出力226kW·最大トルク605Nm、4WD性能型モデルの場合、最高出力315kW・最大トルク700Nmだ。 電費はkWh当たり4.1~4.3kmだ。

アイオニック9はSDV(ソフトウェア中心車両)として先端技術も備えている。 購読サービスが代表的だ。 現代自は△前/側方駐車衝突防止補助、遠隔スマート駐車補助の2機能が含まれたパーキングアシスト∥ △クラスターとナビゲーション画面を運転者の好みに応じて変更できるディスプレイテーマなど、希望する機能を追加で購入できるFoD(Features on Demand)サービスを提供する。 無線ソフトウェアのアップデートも可能だ。 生成 AI技術を組み合わせた現代AIアシスタント機能では、自然言語基盤の到着地、車両利用、一般知識などに関する情報を得ることができる。 12.3インチディスプレイ内の次世代インフォテインメントシステムであるccNC(connected car Navigation Cockpit)を搭載し、便利さを最大化した。

アイオニック9は22日に開幕する「2024LAオートショー」で一般顧客に初めて公開される。 2025年初頭、韓国で販売を開始し、米国や欧州、その他の地域へと販売市場を拡大していく計画だ。 現代自のチャン·ジェフン社長は“アイオニック9は電動化転換に対する現代自の変わらぬ意志と自信を込めている”とし、“電気自動車専用プラットフォームのE-GMPを基盤に具現された優れた空間競争力を通じ、顧客に差別化された価値を伝え、グローバル電気自動車市場でリーダーシップを強化していく”と述べた。
 
[写真=現代自]
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