LG電子がホテル、洗濯専門店などグローバル企業間取引(B2B)市場の攻略に拍車をかける。
LG電子はドイツ・フランクフルトで6日(現地時間)から4日間開かれる国際洗濯博覧会「テックスケア2024(Texcare International 2024)」で、商業用大容量洗濯・乾燥新製品ラインナップである「LGプロフェッショナル」を公開したと明らかにした。
LGプロフェッショナルは30・25・20㎏洗濯機と30・25㎏乾燥機、1台の製品で洗濯と乾燥を終える一体型コンボ(洗濯25㎏・乾燥16㎏)などを全て含む大容量新製品ラインナップだ。
LG電子は、グローバル生活家電の先導ブランドとして家庭用市場で蓄積してきた差別化された技術とノウハウを基に、商業用B2B市場でも立地を固めるという構想だ。 特に、今回の「LGプロフェッショナル」で15㎏以上の大容量まで商業用洗濯・乾燥機のフルラインナップを完成し、競争力を強化した。
4年ごとに開催されるテックスケアは、米国の「クリーンショー(The Clean Show)」と共に、代表的なグローバルB2B洗濯及び繊維管理産業展示会に挙げられる。 全世界250社余りの業者とホテル、病院、大型洗濯チェーン店など1万5000人余りの業界関係者が参加する。
LG電子は2008年、米国で小容量製品を発売し、グローバル商業用洗濯・乾燥市場に本格進出した。 その後、2016年のテックスケア、2022年のクリーンショーなどの主要展示会に参加し、業界の認知度を高め、製品競争力を強化してきた。
LG電子はDD(Direct Drive)モーターに代表される差別化された核心部品技術力であるコアテックを適用した高効率製品を前面に出し、業界平均より高い成長率を記録した。 今年初めには米国のB2B洗濯ソリューション企業のウォッシュ(Wash)と商業用洗濯機の供給契約を締結した。
LGプロフェッショナルの製品群には、最適な洗濯と乾燥のための人工知能(AI)技術が適用された。 洗濯機に適用されたAIは洗濯物の重さを感知して水と洗剤の使用量を調節し、最適に脱水して洗濯時間を短縮する。
乾燥機とコンボ新製品は冷媒を循環させて発生した熱を活用し、洗濯物が含んでいる水分だけを吸い込む低温除湿方式のインバータヒートポンプを搭載した。 ヒートポンプはヒーター方式の乾燥対比電気使用量が少なく、生地の損傷は減らしながらも乾燥性能を高めることができる。
LG電子は今回、商業用コンボ製品に業界で初めてヒートポンプ方式の乾燥を適用した。 乾燥機のAIセンシングドライ機能は乾燥物の重さを感知し、事前に設定した程度に合わせて乾燥を進め、エネルギー効率をさらに高める。
商業用洗濯機は洗濯専門店やホテル、レストランのような大規模施設で主に使われる。 LG電子の推定によると、グローバル市場規模は35億ドル(韓国ウォン4兆8500億ウォン)と推算される。
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