
ソウルのマンション価格の上昇幅が4週間連続で鈍化傾向を続けている。価格上昇の勢いが停滞し、購買心理が様子見に転じたためと解釈される。
10日、韓国不動産院が発表した「全国週間マンション価格動向」によると、10月第1週(7日基準)のソウルのマンション売買価格は0.10%上昇し、先週の上昇幅を維持した。ソウルのマンション価格は29週連続で上昇している。
ソウル25自治区の中では江南区が0.20%上昇し、先週(0.18%)より上昇幅を拡大した。続いて麻浦区(0.17%)、龍山区(0.16%)など江北地域のアパート価格が「江南3区(江南・瑞草・松坡区)」の上昇幅を上回った。特に瑞草区(0.15%)は盤浦・蚕院洞の大団地を中心に上昇した。
不動産院は「最近の価格上昇傾向鈍化で購買心理の様子見が強固になり、売り物が増加し取引量が減少している」としながらも「新築・学区需要などにともなう局地的上昇取引が観測され前期上昇勢を維持した」と説明した。
全国の週間マンション売買価格は0.01%上昇し、先週(0.02%)比上昇幅が縮小した。また、首都圏(0.06%→0.06%)は先週上昇幅を維持し、地方(-0.02%→-0.02%)は下落幅を維持した。
仁川(0.03%→0.02%)と京畿(0.05%→0.04%)はいずれも先週比上昇幅が減った。
5大広域市は0.05%下落した。大邱(-0.06%→-0.11%)と世宗(-0.06%→-0.07%)が先週対比下落幅を拡大し、光州(-0.04%→-0.04%)は先週下落幅を維持した。
マンションの伝貰(チョンセ)市場も上昇幅が停滞している。ソウルのマンションの伝貰保証金は先週と同じ0.10%の上昇率を見せ、73週連続で上昇した。首都圏(0.10%→0.10%)も上昇幅が維持された。
地方と5大広域市も0.00%上昇し、横ばいを維持した。一方、大邱(-0.02%→-0.05%)は先週より下落幅が大きくなった。
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