韓国の財政準則導入について、経済協力開発機構(OECD)が積極的に支持するという立場を明らかにした。高齢化などで韓国の支出所要が増加している状況で、支出の優先順位を設定することが重要だと助言した。
企画財政部は27日、韓国開発研究院(KDI)・OECDと共同でフランス・パリのOECD本部で韓国-OECD国際財政フォーラムを開催したと明らかにした。
25日から2日間開かれた今回のフォーラムには、OECD加盟国の財政当局者らと国内外の財政専門家らが参加し、財政準則など主要イシューに対する意見を共有した。
チェ・サンデ駐OECD代表部大使は歓迎の辞で、「財政準則の法制化などを通じた財政余力の拡充が必要だ」と強調した。
OECD側は、「定期的な支出構造調整を通じた財源拡充が重要である」とし、「韓国を含めたOECD加盟国の支出構造調整が鼓舞的だ」と評価した。
また、主要国の人口変化に応じて医療の質の向上と支出効率化が要求されていることに言及し、供給側のインセンティブ構造の改善、適切な医療支出の統制などを考慮した総合的な意思決定が必要だと提言した。
財政準則については、「政治的合意と支持があってこそ、成功裏に導入・運営できる」とし、「韓国の準則導入を積極的に支持する」と明らかにした。
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