今年、韓国で校内暴力を受けたと答えた生徒数が約6万8000人に達することが分かった。 2013年以後11年ぶりに最高値を記録した。
25日、教育部は17の市道教育庁が実施した2024年の1回目の学校暴力実態調査(全数調査)結果と2023年に2回目の学校暴力実態調査(標本調査)結果を発表した。
2024年の1回目の全数調査は4月から5月まで在学生398万人を対象に進行され、2023年の2回目の標本調査は昨年9月から一ヶ月間標本学生19万人を対象に行われた。
調査の結果、昨年2学期から調査参加時点まで学校暴力にあったと答えた生徒は6万8000人で2.1%だった。最初の調査だった2013年の2.2%(9万4000人)以来、11年ぶりの最高である。
被害応答率は2013年の2.2%から2016~2017年には0.9%まで下がったが、2019年には1.6%に再び高まった。以降、コロナ禍の余波で非対面授業が行われ2020年には0.9%まで減少した。
しかし、再び対面授業に転換し、2021年に1.1%、2022年に1.7%、2023年に1.9%、2024年には2.1%と4年連続で高まった。
学校級別には小・中・高校で被害応答率が前年対比で全て上昇した。小学校は3.9%から4.2%に、中学校は1.3%から1.6%に、高校は0.4%から0.5%に上がった。
被害類型は言語暴力が39.4%で最も多く、身体暴力といじめがそれぞれ15.5%、続いてサイバー暴力、性暴力の順で多かった。
前年の全数調査と比較すると「言語暴力」(2.3%ポイント↑)と「性暴力」(0.7%ポイント↑)、「サイバー暴力」(0.5%ポイント↑)、「いじめ」(0.4%ポイント↑)、「金品要求」(0.3%ポイント↑)が増加した。「性暴行」は2013年に調査を始めて以来、歴代最高値を記録した。
学校暴力の加害者は被害者と同じクラスの生徒が最も多く、場所も教室の中が最も多かった。加害理由は「いたずらまたは特別な理由なし」が31.5%で最も高い比率を占めた。
校内暴力を目撃したことがあると答えた目撃回答率は、今年1次基準で5.0%で、昨年対比0.4%ポイント増加した。調査の結果、小学校が8.5%、中学校が5.1%、高校は1.4%を記録し、それぞれ0.6%、0.7%、0.2%増加した。
教育部は今回の実態調査結果を土台に学校暴力根絶総合対策を点検・補完し、来年上半期に第5次学校暴力予防および対策基本計画を樹立する予定だ。
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