先月6日、ソウル市の「外国人家事管理士試験事業」で入国したフィリピン労働者100人中2人が現在宿舎を離脱し連絡が途絶えた状態であることが確認された。
23日、雇用労働部によればフィリピンの家事管理士2人は15日夕方、ソウル駅三洞の宿舎から出た後、この日まで戻っていない。管理業者から連絡を試みたが、1人は携帯電話を宿舎に置いて行き、もう1人は携帯電話の電源を切って連絡がつかないという。
2人の離脱理由は正確に知らされていないが、労働部は経済的困難を原因と推定している。
業界では8月分の教育手当てが適時に支給されなかった点、最低賃金を適用されながら週当り労働時間が40時間未満であり製造業で仕事をする他の雇用許可制(E-9ビザ)外国人労働者より賃金が少ない点などを原因と推測している。
フィリピンの家事管理士たちは先月20日、1人当り96万ウォンの教育手当てを受け取り、先月20日から今月2日までの教育手当てとして106万ウォンを今月20日に受け取った。税金と4大保険料、宿泊費40万ウォン余りを除いた手取り額は50万ウォン程度と知られ、手取り額が少ないという指摘が提起されてきた。
事業主は外国人労働者が営業日基準で5日以上無断欠勤などの理由で労働者の所在を確認できなければ地方労働庁と法務部に「離脱(雇用変動)申告」をしなければならない。そのため、彼女たちが25日までに復帰しない場合、26日に離脱申告が行われる予定だ。
一方、先月初めに入国したフィリピン家事管理士100人は1ヶ月間の教育課程を経て3日に仕事を始めた。連絡が途絶えた2人のほか、98人の家事管理士らは正常勤務中だ。
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