ロッテエナジーマテリアルズ、硫化物系固体電解質パイロット工場の完工

[写真=ロッテエナジーマテリアルズ]
[写真=ロッテエナジーマテリアルズ]

ロッテエナジーマテリアルズが硫化物系固体電解質パイロット工場を完工し、次世代全固体バッテリーの核心素材のセールスを本格化する。 ロッテエナジーマテリアルズは全羅北道益山(イクサン)第2工場に150億ウォンを投資し、次世代全固体電池の核心素材である「硫化物系固体電解質」生産のためのパイロット工場を完工したと5日、明らかにした。

パイロット工場は敷地1619㎡を活用し、年産70トンの固体電解質を生産できる規模だ。 許認可の承認が終わる9月末からテスト稼働に入り、年末に初度サンプルを生産する計画だ。

ロッテエナジーマテリアルズが開発した硫化物系固体電解質は差別的技術競争力で▲高イオン伝導粒度制御技術 ▲水分安定性および高イオン伝導造成 ▲乾式·湿式合成など、多様な量産工程開発能力を保有した。

まず、固体電解質粒子の大きさと分布を調節する高イオン伝導粒度制御技術で、バッテリーの充放電速度が速く効率が良い。 また、水分安定性の造成を通じ、硫化物系固体電解質が水分に露出されても化学的構造と性能が維持され、バッテリー性能が低下したり寿命が短縮される短所を克服してくれる。

また、高イオン伝導組成で、リチウムイオンを固体電解質内で速くて効率的な移動を支援することで、バッテリーの充放電速度はさらに向上する。

最後に硫化物系固体電解質の合成技術により、バッテリーの性能と生産費用に大きな影響を及ぼすが、乾式·湿式合成など多様な量産工程開発能力で、バッテリーの大量生産可能性と生産費用節減を実現してくれる。

ロッテエナジーマテリアルズは今年末までにテスト稼働および安定化段階を経て、国内外の全固体電池関連企業に評価用サンプルを提供する予定だ。 2025年までに顧客会社対象の最終承認および製品供給契約を確定すれば、2026年に年産1200トン規模の生産設備増設を皮切りに、2027年に本格量産する計画だ。

特に、韓国で初めて開発を完了した「ニッケルメッキ箔」と連携し、全固体素材のトータルソリューションを提供するという戦略だ。
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