![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2024/08/26/20240826164340715803.jpg)
LG電子がフォルクスワーゲンの内燃機関車両用に供給しているV2X(車両·モノ間通信)モジュールが世界で初めてセキュリティ安定性を評価する国際共通評価基準(CC)認証を取得した。
CC認証は、製品のセキュリティを評価するための国際標準で、韓国を含む31ヵ国が相互認定する評価認証だ。 LG電子は高度化された欧州のセキュリティ認証システムに合わせ、ドライバーが安心して走行できるよう、今回の認証を獲得したと26日、明らかにした。
今回CC認証を受けたLG電子のV2Xモジュールは、フォルクスワーゲンの内燃機関専用プラットフォーム(MQB)の通信モジュール(VWトランスシーバーモジュール)に搭載される。 LG電子は年内にフォルクスワーゲンの電気自動車用プラットフォーム(MEB)に搭載されるV2XモジュールもCC認証を受ける計画だ。
V2Xは、自動車が道路にある様々な物と情報をやり取りする技術を指す。 周辺の交通状況と車両の接近などを知らせるV2V(車両間通信)、信号機のような交通インフラと疎通するV2I(車両インフラ間通信)、歩行者情報を確認するV2P(車両歩行者間通信)などで構成される。
LG電子は今回の認証を通じ、△車両から外部メッセージを安全に送受信する「メッセージ保護」 △外部から特定車両を追跡できないように保護する「プライバシー保護」 △車両制御権限を与えられた使用者だけが接近できるように許容する「接近制御」など、V2X主要セキュリティ性能の優秀性が認められた。
車両サイバーセキュリティ技術の重要性が高まる中、LG電子は今回のCC認証獲得を通じ、完成車顧客が信頼できるメジャー電装部品供給会社としてグローバル電装市場での立地をより一層固めることになった。 今後、V2Xモジュールの受注競争でも優位を占めることができると予想される。
LG電子はV2Xモジュールのセキュリティ認証だけでなく、電装事業の全領域にわたってセキュリティを強化している。 LG電子のVS事業本部は昨年2月、国際公認試験認証機関であるTUVラインランドから車両サイバーセキュリティ管理システム(CMS)認証を取得した。 車両サイバーセキュリティ管理体系は、ソフトウェア中心自動車(SDV)が未来モビリティ産業の中心になり、完成車メーカーが備えなければならない必須要素になった。
また、LG電子は2021年、イスラエルの自動車サイバーセキュリティ企業であるCybellumの経営権を買収するなど、自動車産業でますます重要になっているセキュリティ分野の競争力を着実に確保している。
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