LG電子、スマートホームプラットフォーム企業の買収…「AIホーム時代を開く」

[写真=LG電子]
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LG電子がスマートホーム分野の先導企業を買収し、開放型スマートホーム生態系と幅広い家電およびモノのインターネット(IoT)機器の連結性を確保した。

これにLG電子の進んだ共感知能(AI)家電と生成AIを結合して「AIホーム」時代を開き、AIホームを顧客が留まる多様な空間に拡張した「インテリジェントスペース」ソリューションに発展させるという方針だ。

LG電子は最近、オランダのエンスヘデ(Enschede)に本社を置くスマートホームプラットフォーム企業「Athom」の持分80%を買収したと3日、明らかにした。 今後3年内に残りの20%を買収する。

LG電子のチョ·ジュワン代表は“LG電子は顧客の暮らしがある多様な空間で経験を連結し拡張するインテリジェントスペースソリューション企業に進化している”とし、“ウェブ(web)OS広告プラットフォーム、AIホームのようなプラットフォーム基盤の家電サービス・ソリューションに相次いで進出するなど、事業パラダイムを転換するための戦略的な投資を持続的に実行するだろう”と述べた。

LG電子は数万つの家電とセンサー・照明などIoT機器を連結するAthomの連結性とLGシンキュー(LG ThinQ)プラットフォームに適用予定の生成AIを活用し、顧客を理解し最適な空間ソリューションを提供するAIホームを実現するという戦略だ。

LG電子のAIホームで顧客は生成AIと疎通し、AIが家電とIoT機器を制御して顧客を最適な状態でケアする。 このようなAIホームの差別化された顧客経験を、究極的には商業空間やモビリティのような多様な空間に拡張した「インテリジェントスペース」ソリューションに発展させていく計画だ。

Athomは家電およびIoT機器を連結するスマートホームハブ「Homey」を保有したスマートホームプラットフォーム企業だ。 2014年に設立され、10年間ヨーロッパ地域を中心に成長し、忠誠度の高い顧客層を確保している。 欧州、オーストラリア、シンガポールに続き、昨年は米国、カナダまで発売国を拡大した。

Athomは、独自開発したハブや運営体制(OS)を基に、独自のスマートホーム生態系を造成したという評価を受けている。 代表製品であるHomey Proは、約5万種の家電やIoT機器を連結する。 Wi-Fi、ブルートゥース、Z-Wave、Matter、Threadなど多様な接続方式を支援し、開放性が高いのが特徴だ。

Athomが運営するHomey App Storeにはフィリップス、イケアなど全世界の多様なブランドの製品を連結・制御するアプリケーションが1000つ余り登録されている。 顧客はアプリストアでアプリをダウンロードして簡単に機器と連結し、スマートホームを具現することができる。 Athomが構築したオープンプラットフォームで開発者が活発に活動し、ハブと連結されるブランドや機器の種類も着実に拡大している。

LG電子は、独自のLGシンキュープラットフォームで蓄積してきたスマートホーム技術にAthomの開放型生態系とIoT機器の連結性を加え、AIホームの具現に必要な拡張性を一気に業界最高水準に引き上げる方針だ。 Athomの買収で他社機器とサービスまで統合することで、より多くの顧客使用データを確保し、オーダーメード型サービスを提供することにも速度を上げることができる。

LG電子・プラットフォーム事業センターのチョン·ギヒョン副社長は“Athomの買収はAIホーム事業の礎石”とし、“Athomの強みである開放型生態系と連結性を土台に、外部連動サービスを拡大し、AI家電とのシナジーを通じ、顧客に多様で立体的な空間経験を提供するだろう”と述べた。

LG電子はAthom買収後もAthomの運営体系とブランドは独立的に維持する計画だ。 事業や研究開発の力量やプラットフォームの観点のシナジーを図りながらも、Athomの成長動力と固有の強みを最大化するための戦略だ。
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