ロッテバイオロジクスが2030年、「グローバル委託開発生産(CDMO)トップ10」を目標に提示した。
ロッテバイオロジクスは3日午前、仁川松島(ソンド)国際都市で、バイオキャンパス第1工場の着工式を開催した。 ロッテバイオロジックスのイ·ウォンジク代表は前日、事前懇談会を開き、“最高の技術力と品質を備えたバイオ医薬品を開発・生産し、2030年の売上1兆5000億ウォン、グローバル上位10位のCDMO業者に跳躍する”と抱負を明らかにした。
ロッテバイオロジクスは2030年までに4兆6000億ウォン規模の投資を通じ、グローバル水準のバイオ医薬品製造競争力を備える計画だ。 松島バイオキャンパスの延べ面積は約6万1191坪(20万2285.2㎡)規模だ。 各12万リットル規模のバイオ医薬品生産工場3つを建設する。 全体稼動時の生産力量は松島工場36万ℓ、米国シラキュース工場4万ℓで、計40万ℓに達する。
ロッテバイオロビクスのカン·ジュオン事業企画部門長は“松島バイオキャンパスの造成過程で約3万7000人の直間接的雇用創出誘発効果と7兆6000億ウォンの生産誘発効果が期待できる”と説明した。
松島バイオキャンパスの建設と運営に、2022年にBMSから買収して運営している米国シラキュース工場のノウハウも反映する。 シラキュースバイオキャンパスは抗体・薬物接合体(ADC)生産設備投資を進めており、2025年から本格的な生産に突入する。 今後、松島バイオキャンパスが造成されれば、大規模な抗体医薬品生産が可能な松島とADC設備を備えたシラキュースの地理的利点・シナジーを活用するというのが会社側の構想だ。
ロッテバイオロジクスのユ·ヒョンドク事業増設部門長は“松島は原価競争力と品質競争力、シラキュースは小規模生産とADCなど多様なモダリティを進め、両工場のシナジーを出す”とし、“細胞・遺伝子治療剤(CGT)など新しいモダリティを拡大する方向も考慮している”と説明した。
人材確保も十分に備えているという説明だ。 ユ部門長は“シラキュースキャンパスはグローバル製薬会社の製造・品質管理基準(GMP)承認経験を備えた優秀な人材を保有している”とし、“現在、米国だけで10~20年経歴を持つ職員460人が勤めている。 人的資源を活用し、松島キャンパスを早期に戦力化する”と述べた。
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