SKグループ、大規模な「リバランシング」に拍車…「サザンデス」危機に主力系列会社の合併説まで

[写真=SKイノベーション]
[写真=SKイノベーション]

SKグループが事業ポートフォリオ効率性向上のための「リバランシング」作業に速度を上げている。
 
すでに深刻な財務構造の悪化を経験しているS onンでは高強度の組織再編とともに、役員級の人事が進められている。 また、重複投資や非効率的な組織構造を持つ系列会社間の合併なども検討している。 

20日、財界によると、SKの主要系列会社は今年初めから多様なタスクフォース(TF)を発足させ、競争力強化などを考慮したポートフォリオ調整作業を推進している。
 
SKグループは28~29日、京畿道利川(イチョン)のSKMS研究所で、主要系列会社の経営陣が参加する経営戦略会議を開き、事業リバランシングの方向性を議論する予定だ。
 
この過程で年明けからSK系列会社を巡る合併説と売却説が絶えなかった。

特に同日、SKイノベーションとSK E&Sが合併し、超大型エネルギー専門企業に生まれ変わるという報道が出て、SKグループのリバランシングの行方が再び注目されている。
 
SKイノベーションはこれに対し、“事業競争力強化のために合併など多様な戦略的方案を検討中だが、現在まで具体的に決定されたことはない”と公示した。
 
SKグループが事業リバランシングのためにさまざまなシナリオを検討している中、SKイノベーションとSK E&Sの合併はこれまで着実に提起されてきた。

SKイノベーションは子会社のSKエネルギーを中心に精油、石油化学、潤滑油など石油基盤のエネルギー事業を営む韓国最大の民間エネルギー企業だ。 SK E&Sは液化天然ガス(LNG)、水素、再生エネルギーなどを含めたエネルギー事業を展開する優良系列会社だ。
 
両社が合併すれば、石油やガスなど化石燃料から新再生エネルギーに至る資産総額約106兆ウォンの超大型エネルギー企業が誕生する。
 
エネルギー事業の大型化を通じた「規模の経済」の極大化、SKイノベーションのバッテリー子会社であるSK onの不振を相殺する必要性などが合併を検討した背景に挙げられる。

他にもSK onをSKエンムーブと合併して上場する案、SKIETの持分を売却して投資資金を確保する案などがSKグループのポートフォリオ調整案として取り上げられたことがある。
 
このようにSKグループが高強度刷新に乗り出す背景には、投資非効率と系列会社の実績不振などがある。
 
崔泰源(チェ·テウォン)会長はSKグループの放漫な投資を指摘し、「サザンデス」(突然死)の危機について再度言及し、「質的成長」の重要性を強調したことがある。
 
これに対し、SKグループが219の系列会社間の重複事業を調整し、非核心事業を整理するだろうという観測に重きが置かれている。 

これに先立って、SKグループは昨年末の組織改編で、これまでSKスーペックス追求協議会とSK(株)に分散した投資機能をSK(株)に全て移管し、重複投資機能の一元化および効率化に乗り出した。
 
これまで系列会社間の投資機能が重複した部分が多く、投資実績が良くないため、刷新が必要だという声がグループ内外から出たためだ。
 
実際、SKグループの投資専門会社であるSKスクエアは昨年、SKハイニックスなどのポートフォリオ会社の業績不振で、営業損失2兆3397億ウォンを記録した。

このような状況で、SKスクエアのパク·ソンハ代表取締役社長が早期に交代される可能性も取り上げられている。 後任にはハン·ミョンジン投資支援センター長などが有力だという。
 
特に、SKグループが未来成長動力として育成するバッテリー事業を行うSK onは設立後、10四半期連続で赤字を続け、すでにC(Chief)レベルを含めた大々的な役員級人事革新に突入した状態だ。
 
最近、韓国信用評価はSKグループに対して2020~2023年に17兆ウォン規模の資本性資金を調達し、このうち、8兆ウォンは債務的性格のある資金調達だと分析した。
 
この期間、SKディスカバリー系列を除いたSKグループの現金不足額は50兆ウォンを上回り、外部借入れにともなう財務負担増加分36兆ウォンの他にも主要系列会社中心に17兆ウォン以上の資本性資金を調達したと推算された。
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