北朝鮮が30日、東海(トンヘ)上に複数発の短距離弾道ミサイル(SRBM)を発射した。去る28日夜から韓国領内に向けて「汚物風船」を飛ばしたのに続き、相次いで武力挑発を行っている。
合同参謀本部は「韓国軍は今日午前6時14分頃、北朝鮮平壌順安(ピョンヤン・スンアン)一帯で東海上に発射された短距離弾道ミサイルと推定される飛行体10数発を捕捉した」と明らかにし、「北朝鮮の弾道ミサイルは350キロ余りを飛行後、東海上に弾着した」と説明した。
射程距離が300キロ余りであることを考慮すると、韓半島内の主要軍事施設を狙ったミサイルを試験発射したものと推定される。
平壌から韓国の陸・海・空軍本部がある鶏龍台(ケリョンデ)まで直線距離は約330km、全羅北道群山(チョルラブクド・クンサン)の在韓米第8戦闘飛行団までは約350kmだ。
合同参謀本部は「韓国軍は北朝鮮のミサイル発射時に直ちに捕捉して追跡・監視し、米国・日本側と関連情報を緊密に共有した」とし「細部諸元は総合的に分析中」と発表した。
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