LSエムトロンは6日から10日まで米国プラスチック産業協会が主催する北米最大のプラスチック・ゴム博覧会「NPE 2024」に参加すると8日、明らかにした。
米フロリダ州オレンジカウンティコンベンションセンターで開催したNPE 2024は、コロナパンデミックにより、2018年以降、6年ぶりに再び開かれた。 全世界2000社以上の企業が最新プラスチック・ゴム技術を展示する。 LSエムトロンは参加社の中で最大規模のブースを運営する。
LSエムトロンは射出成形機の米国法人であるLSIUとメキシコ法人のLSIMを中心に北米市場を攻略している。 2021年、日本の商社企業であるDJKグループの米国子会社であるDJAの射出成形機事業部門を買収し、北米地域での販売ネットワークを強化した。 3月には顧客接点の拡大および満足度向上のためにテキサスパレスチナにテックセンターを新設した。
LSエムトロンは北米に累積2000台以上の射出成形機を販売した。 今年第1四半期の北米受注件のうち、新規顧客会社が50%以上を占めるほど営業活動を積極的に展開しており、北米向け製品の開発にも拍車をかけている。
LSエムトロンのシン·ジェホ社長は“射出成形機市場の成長率が高い北米を集中的に攻略している”とし、“今回のNPE 2024は北米市場占有率20%目標を達成する重要な基点になるだろう”と述べた。
グローバル市場調査機関のマーケット&マーケットが昨年発刊した報告書によると、2022年基準で全世界の射出成形機市場規模は95億ドル水準であり、年平均成長率は3.4%だ。 2028年には116億ドルに達するものと予想される。 北米市場はグローバル市場の約12%(約11億ドル)を占めるものと見られる。 米国の製造業リショアリングと自動車、消費財およびパッケージング産業の需要増加により、北米市場の規模は持続的に増加している。
LSエムトロンは自動車部品の超高速・高精度成形のためのプレミアムハイブリッド射出成形機「the ONE」と自動車バッテリー生産に最適化された垂直射出成形機「LSG-VL」、サンドイッチ射出成形に特化した「LSG 900HPMC」などを展示する。
LSエムトロンは今回の博覧会で、韓国で初めて開発したスマート射出成形ソリューションであるCSI 4.0を披露し、デジタル・人工知能技術の競争力を広報する計画だ。 CSI 4.0は、スマートモニタリングとスマート遠隔サービスで顧客の利便性を増大させる。 スマートモニタリングを通じ、顧客はいつどこでもモバイルでリアルタイム工程を確認し、コントロールすることができる。 スマート遠隔サービスは、LSエムトロンのCS職員が顧客が使用している製品画面をリアルタイムで共有してもらい、故障などの問題を確認して解決する機能だ。 オフラインサービスに比べて所要時間を大幅に短縮できる。
CSI 4.0は人工知能の射出システムも適用された。 AI重量制御システムは、成形過程での射出物の重量変化を自ら感知して不良を確認し、人工知能を通じて成形条件を変更し、良品を生産させる。 AI条件導出システムは、射出成形機が成形専門家の工程条件導出方法を学習し、ユーザーに最適化された工程条件を設定する。 初期工程の安定化にかかる時間を画期的に短縮できる。
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