現代グロービスがグローバルガス事業を本格的に開始した。 このため、新造超大型ガス運搬船(VLGC)2隻を導入する。
現代グロービスは現代三湖(サムホ)重工業造船所で、初の独自保有ガス運搬船(VLGC)である「太白(テベク)エクスプローラー」号の命名式を行ったと27日、明かにした。 「小白(ソベク)エクスプローラー」号と命名された2番目のガス運搬船は同じ船型の双子船舶で、今年中旬に海上運送に投入する予定だ。
該当船舶は8万6000平方メートルの液化石油ガス(LPG)を船積みできる超大型ガス運搬船だ。 船の長さは2~3メートルで、サッカー場の2つの大きさに達する。 1隻当たり1回の最大船積み量は韓国石油公社の2023年の集計基準で、韓国の家庭・商業で約10日間消費できる水準だ。
特に、今回導入する船舶は貨物倉を特殊材質で製作し、アンモニアまで運送することができる。 英国の海運情報市況機関であるクラークソンリサーチによると、全世界でアンモニアを船積みできるガス運搬船(VLGC)は約50隻前後で、船台全体の約10%水準だ。
太白・小白エクスプローラー号にはLPG二重燃料エンジンと軸発電機が設置された。 軸発電機は運転中の船舶エンジン軸の回転力を利用して電力を生産する。 2隻のガス運搬船はこれに先立って、現代グロービスがグローバル原材料トレーディング企業である「トラフィグラ(Trafigura)」と契約したLPGおよびアンモニア海上運送に投入され、全世界各地へのガス運搬を遂行することになる。
トラフィグラは石油、金属、鉱物、ガスおよび再生エネルギーを扱う世界的な原材料トレーディング会社で、昨年基準の売上は約323兆ウォンに達する。
現代グロービスのキム·テウ海運事業部長は“両社が今回のガス運搬船事業を通じて最適のパートナーに浮上することを願い、「太白エクスプローラー」号の安全運航を祈る”と述べた。
最近、LPGグローバル需要の増加を受け、ガス海上運送市場は急浮上している。 国際エネルギー機関によると、2028年までにLPG需要は2022年比12%増加すると予想されている。
現代グロービスはこのような成長傾向が予想されるガス海上運送市場で、競争力のある船舶でグローバル需要に積極的に対応するという戦略だ。 現代グロービスは既存の自動車船87隻、バルク船10隻、タンカー船10隻に新規ガス運搬船2隻を追加し、海上運送市場での立地を固めていく予定だ。
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