LGマグナ・イーパワートレイン(LG Magna e-Powertrain)がサイバーセキュリティ管理体系(CMS)認証を獲得し、グローバル電装市場の攻略に速度を上げる。
LGマグナは国際公認試験認証機関であるTUVラインランドから車両サイバーセキュリティ管理システムの認証を完了し、21日に認証書を受け取ったと24日、明らかにした。
LGマグナは2021年7月、LG電子と世界的な自動車部品企業であるマグナが設立した合弁法人だ。
LG電子は△車両用インフォテインメントシステム(VS事業本部) △電気自動車パワートレイン(LGマグナ・イーパワートレイン) △車両用照明システム(ZKW)など3大核心事業の均等な成長を土台に、グローバル自動車部品市場での立地を拡大している。 LG電子・VS事業本部も昨年2月、TUVラインランドから車両サイバーセキュリティ管理システムの認証を完了し、認証書を受けている。
車両サイバーセキュリティ管理体系は、ソフトウェア中心の自動車(SDV)が未来モビリティ産業の中心になり、完成車メーカーが備えなければならない必須要素になった。 LGマグナは完成車顧客のニーズに先立ってサイバーセキュリティシステムを構築することで、モビリティ産業の変化に先制的に対応している。
欧州経済委員会(UNECE)は2020年6月、車両サイバーセキュリティ関連法規である「UNECE R-155」を採択し、2021年1月に公式発効した。 これにより、7月から該当法規に基づくサイバーセキュリティ管理システムの認証を受けた車両のみ、欧州経済委員会協約56カ国で発売できる。 米国や中国などの国家もサイバーセキュリティ関連規制を拡大している。
これらの国は完成車メーカーが車両に適用されるすべての部品とシステムを車両の全体ライフサイクルの間、サイバーセキュリティの脅威に備え・対応することを要求する。 「ISO/SAE 21434」は代表的な車両サイバーセキュリティ関連の国際標準である。 企画段階から開発、製造、メンテナンス、廃棄まで車両の全製品のライフサイクルにわたるサイバーセキュリティ活動に関するプロセスを定義している。
サイバーセキュリティ管理体系認証は、多様なシナリオを仮定してデザイン、開発、生産、事後管理まで全過程に規制など要求事項がまともに適用されているかを確認し、徹底的にセキュリティ力量を評価して行われる。
LGマグナはCSMS専担組織を新設し、ISO/SAE21434を基盤に製品のセキュリティ脅威を識別、評価し、これを防止するための対応戦略を樹立した。 製品全体のライフサイクルに適用するサイバーセキュリティプロセスを構築したのだ。 持続的な危険モニタリングとイシュー発生時に迅速に対応する体系も用意した。
LGマグナは今回のサイバーセキュリティ管理体系認証獲得を通じ、完成車顧客が信頼できるメジャー車両部品供給会社としてグローバル市場での立地をさらに強化する方針だ。
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