SKテレコム、次世代AIデータセンターのための液体冷却技術パートナーシップの本格化

[写真=SKテレコム]
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SKテレコムが未来型人工知能(AI)データセンター(DC)の「エネルギー効率化」関連核心技術を確保するために国内外の最高技術企業と提携する。

SKテレコム(SKT)はSKエンムーブ、グローバル液体冷却専門企業「Iceotope」と次世代冷却技術・ソリューション分野協業のための業務協約(MOU)を締結したと28日、明らかにした。

今回の業務協約の核心は、3社の技術協力を土台に、AIデータセンターで発生する電力と発熱を最小化するために次世代液体冷却技術を開発・検証することだ。

市場調査機関のトレンドフォースによると、AIサービスとグラフィック処理装置(GPU)などAI演算インフラの拡大により、グローバルAIサーバー需要は昨年120万ユニットから2027年347万ユニットに3倍近く急増することになる。 それだけAIサーバーの電力・発熱管理が重要になるわけだ。

液体冷却は電気が通じない特殊冷却油を活用し、データセンター内のサーバーを冷やす方式だ。 空気で熱を冷やす空冷式より電力消耗・運営費用を最適化することができ、データセンター内の新しい熱管理方法として注目されている。

SKT関係者は“データセンター運用時に最も多くの電力が投入されるサーバーと冷房・冷却システムのエネルギー効率を高めることが未来AIデータセンター運用の核心ノウハウの一つ”と説明した。

3社は今回のMOUを基に、今後、様々な技術協力を進める計画だ。 まず、SKTのAIサーバーをSKエンムーブ冷却油を搭載したIceotopeソリューションに適用し、SKT AIデータセンターのテストベッド環境に構築する予定だ。

3社は実際のAIサービス運営環境の中の液体冷却技術の効用性を分析し、SKTで開発中の液体冷却核心システム「統合CDU(冷却分配装置)」技術のために協力する計画だ。

これと共に、SKTはAIデータセンター内部の温度と電力負荷データなどを分析・予測することはもちろん、冷媒供給温度と流量などを制御し、効率的運営を支援するAI自動冷却制御システムの開発も推進する。

「エネルギー効率化企業」を標榜するSKエンムーブは、高級潤滑機油市場での競争力と冷却油技術力を基に、今回の協力で良質の冷却油を供給する。

精密液体冷却技術を保有している英国のIceotopeは、効率的なデータセンター運用ができるよう、冷却技術分野のさまざまなノウハウを共有する計画だ。 実際、Iceotopeはメタやインテルのようなビッグテックはもちろん、e&・Tなどグローバル通信会社との協業を通じて技術力を認められたことがある。
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