[CES 2024] サムスン電子のハン·ジョンヒ副会長"今年はAI元年、セキュリティは生命を守る技術…サムスンルールを作る"

[写真=サムスン電子]
[写真=サムスン電子]

サムスン電子がスマートフォン、TV、家電など日常生活で使用するすべての機器にAI(人工知能)を融合させるという抱負を明らかにした。 サムスン電子のハン·ジョンヒ副会長は“毎日使う核心機能を中心に生成型AIを適用し始め、新しいデバイス経験に革新する”とし、“同時に個人情報を守るサムスンだけの強力なセキュリティ技術も開発する”と述べた。

◆今年はAI元年、「サムスンルール」を作る…·“AI時代のセキュリティは人間の生命を守ること”

ハン副会長は9日(現地時間)、世界最大の技術展示会「CES 2024」が開かれている米国ラスベガスで記者懇談会を開き、“スマートフォン、TV、家電、自動車まで連結されたユーザー経験はより精巧にパーソナライズされたサービスに発展している”とし、“これにAIが融合すれば、機器間連結経験を越え、顧客を最もよく理解する次元の違う経験を提供することになるだろう”と強調した。
 
サムスン電子は今年、スマートフォンリアルタイム通訳機能と映像コンテンツの字幕を認識して自国語で読んでくれる機能など、製品の核心機能をオンデバイスAIで具現した。 統合プラットフォーム「スマートシングス」にもAIソリューションを適用し、AIを活用した超個人化されたサービスを引き続き発売している。

超連結時代に適したサムスンならではのセキュリティソリューションも作る。 ハン副会長は“AIと超連結時代は必然的に私生活流出の危険性を抱いて行くしかない”とし、“サービスが個人化、高度化するほど私生活が外に出てはならないので、セキュリティ技術はすなわち生命を守る技術という使命感を持って、サムスンが誰よりも先に進むだろうし、重要に守っていくだろう”と述べた。

サムスン電子はギャラクシースマートフォン、スマートTV、ファミリーハブ冷蔵庫などのセキュリティのため、ブロックチェーン基盤のセキュリティソリューションである「ノックスマトリックス」を提供しており、ユーザー個人の指紋、パスワードなど敏感な情報は「ノックスボルト」に保存し保護している。

ハン副会長は今年を「AI元年」と宣言したりもした。 スクリーンにAIを積極的に導入し、TVが家のIT機器をリアルタイムで連結するプラットフォームの役割を果たすという構想だ。 年内に生成型AIを適用した家電も発売する計画だ。

ハン副会長は“サムスン電子は2019年からスマートシングスを通じたソフトウェアアップデートを400回以上実施してきた”とし、“今後もAIモデル、生成型AIなど多様なAI機能を重点的にアップデートし、絶えず進化する家電の姿を見せる”と述べた。
 
◆“今年の経営環境も厳しい…M&Aは引き続き検討中”

ハン副会長は“今年も経営環境は厳しいだろうが、長期的な視野で未来準備のための人材と技術確保、投資などは迅速かつ果敢に推進する”と述べた。

それと共に、“昨年は複合経済危機、需要沈滞長期化など外部環境は難しかったが、新事業投資、買収・合併(M&A)など未来準備に多くの努力を傾けた”とし、“色々な地政学的イシューと景気悪化でM&A環境が良くなったことはないが、既存事業強化と未来事業発掘のために着実に検討している”と述べた。

サムスン電子は前日、昨年の連結基準の営業利益が6兆5400億ウォンで、前年より84.92%減少したと集計されたと公示した。 年間営業利益が10兆ウォン以下に下がったのはグローバル金融危機当時の2008年(6兆319億ウォン)以来、15年ぶりのことだ。

ハン副会長は“プレミアム製品リーダーシップは引き続き強化していく計画”と明らかにした。 サムスン電子はマイクロLEDなどのような次世代ディスプレイ技術の開発と市場開拓に積極的に乗り出す一方、新しいユーザー経験を提供するBallie、ミュージックフレームなどの製品も着実に披露する計画だ。

ハン副会長は“未来技術確保のために人工知能(AI)とデジタルヘルス、フィンテック、ロボット、電装など5分野で最近3年間、260社余りにベンチャー投資を進行した”とし、“新しい成長動力を発掘するため、中小M&Aとベンチャー投資も継続している”と付け加えた。
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