![[写真=LGディスプレイ]](https://image.ajunews.com/content/image/2024/01/09/20240109144127722839.jpg)
LGディスプレイは8日(現地時間)、「CES 2024」開幕を控え、米国ラスベガスで新技術「メタテクノロジー(META Technology)2.0」が適用された新しいOLED TVパネルを発表した。
メタテクノロジー2.0は画質の核心要素の一つである輝度(画面の明るさ)を従来の最も明るい製品に比べ約42%向上させ、現存のOLED TVパネルの中で最も明るい最大輝度3000nit(1nitはろうそく一つの明るさ)を達成した。
映像は光と色が実際より圧縮されて見えるため、ディスプレイの輝度が高いほど人が直接目で見るような生々しい表現が可能だ。 3000nitは大型OLEDパネルの中で初めてだ。
LGディスプレイは2013年、OLED TVパネルの初量産時点から高輝度技術を構想し、約10年間の研究開発の末にOLED画質の限界を越える新技術「メタテクノロジー」を開発した。 昨年、メタテクノロジー1.0の成功に続き、1年ぶりにメタテクノロジー2.0の開発に成功し、OLED技術力を強固にしたという評価だ。
メタテクノロジー2.0は▲最適化されたマイクロメーター単位のレンズパターン「MLA+(Micro Lens Array Plus)」 ▲多次元的に進化した輝度最適化アルゴリズム「メタマルチブースター」 ▲全階調画質強化アルゴリズム「ディテールエンハンサー」を結合し、最大輝度を3000nitニットまで増幅させた。
特に、MLA+は昆虫の目からインスピレーションを得て「トンボの目技術」とも呼ばれる。 トンボが数百万つの凸凹した複眼を通じて360度を見るように、数百億つのマイクロレンズを通じて確保した160度の広い視野角が正確でディテールな映像を提供する。
OLEDは別途の光源であるバックライトなしに画素一つ一つが自ら光を放つディスプレイで、無限大の明暗比と正確で豊富な色表現力を備えている。
メタテクノロジーが適用されたOLED TVパネルは光の放出を極大化することで、同一輝度基準でエネルギー効率が約22%優れている。 目に有害なブルーライト放出量が少なく、画面点滅現象がなく、部品数の低減でプラスチック使用量をLCD対比90%以上減らした。
この日、LGディスプレイはメタテクノロジー2.0が適用された83インチOLED TVパネルを初めて披露した。 LGディスプレイは超大型TV需要が持続増加するにつれ、今年量産する4K 55・65・77・83インチと8K 77・88インチなど大型および超大型OLED TVパネルラインナップに「メタテクノロジー2.0」を優先適用する。
これを通じ、グローバルプレミアムTV市場でOLED主導権をさらに強化していくという戦略だ。 LGディスプレイのイ·ヒョヌ大型事業部長(専務)は“メタテクノロジー2.0は制約と限界を跳び越え、人間、自然、環境と完璧な調和を成すディスプレイの頂点”とし、“進化したメタテクノロジー2.0を基盤に、OLED TVパネル市場で技術超格差を確固たるものにする”と述べた。
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