![[写真=現代自]](https://image.ajunews.com/content/image/2023/12/12/20231212153736351379.png)
現代自・起亜がボタン一つを押すだけで自動的に車のタイヤにスノーチェーンを装着できる「スノーチェーン一体型タイヤ」技術を11日、公開した。 耐久性と性能テストを経て、量産可否まで検討するという構想だ。
現代自・起亜はこの日、形状記憶合金を利用したスノーチェーン一体型タイヤ技術を開発したと明らかにした。
両社が公開した技術コンセプト映像を見ると、チェーンの役割をする金属がタイヤの間に隠れていて、スノーチェーンモードを活性化すると、タイヤ表面の外に突出する。 スノーチェーンモードを解除すると、突出していた金属がタイヤの中に入り、平時と同じ姿に戻る。
現代自・起亜は、車の外でスノーチェーンを直接かけずに車の中でこのようにタイヤの形状を変えることができるのは、形状記憶合金で構成されたモジュールをタイヤ内部に装着したためだと述べた。
両社が提示した概念図によると、スノーチェーンの役割をする金属はホイールに固定された形状記憶合金と連結されている。 普段は形状記憶合金が「L」字型に折れており、金属がタイヤの外に突出しない。 しかし、ドライバーが車内ボタンを通じて電流を加えると、形状記憶合金が元の形である「J」字型に戻ろうとする性質を帯び、この性質によってタイヤ内部の金属がタイヤの外に押し出される形だ。
現代自・起亜は「スノーチェーン一体型タイヤ」を装着すれば、一般タイヤを装着した時に比べてタイヤ摩耗度を確認しやすいとも強調した。 一般タイヤの場合、くぼんだ摩耗度測定用溝を見て、摩耗度をドライバーが推測しなければならなかった。 しかし、該当タイヤを装着した場合、スノーチェーンの役割をする金属の位置を肉眼で確認しやすいだけに、タイヤがすり減って金属が目に見える程度によってタイヤ交換時期を把握しやすい。
現代自・起亜は該当技術関連特許を韓国と米国にそれぞれ出願しており、技術開発の高度化および耐久性・性能テストを経て量産するかどうかを検討すると明らかにした。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。