SKハイニックス、次世代貯蔵装置(KV-CSD)で「2023 R&D 100アワード」受賞

[写真=SKハイニックス]
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SKハイニックスは16日(現地時間)、米カリフォルニア州サンディエゴで開催された「2023 R&D 100アワード」で、自社技術陣が次世代貯蔵装置「KV-CSD(Key Value Computational Storage Drive)」を開発した功労で「IT/Electrical部門賞」を受賞したと17日、明らかにした。

R&D 100アワードは毎年世界で最も大きな革新を成し遂げた技術・製品100種類を選定する科学技術授賞式で、産学界では「革新のオスカー賞」と呼ばれる。

KV-CSDはSKハイニックスが米国ロスアラモス国立研究所(LANL)と共同開発した製品で、SKハイニックスはKV-CSD開発を、LANLはKV-CSDをスーパーコンピューターに適用するシステム開発を担当した。

この製品は数PB(Peta Byte、ペタバイト)の大容量データを数分で処理する速い読み取り・書き込み性能を示し、独自の演算でデータを素早く分析することができ、高性能コンピューティング(HPC)分野で大きな注目を集めている。

SKハイニックスはKV-CSDに世界で初めて「インデックス(Indexing、索引)」技術を適用し、データ探し速度を画期的に高めたと強調した。

通常、一つのファイルを貯蔵すれば、複数の保存空間であるブロック(Block)にデータが割れて貯蔵されるが、「インデックス技術」を活用すれば、複数に割れたデータに固有のキー(Key)が付与され、必要に応じてこれをインデックス(索引)基準に従って素早く集めて処理することができる。 ブロックを一つ一つ見ながら必要なデータを集めて処理する従来の貯蔵装置であるSSD(Solid State Drive)より、KV-CSDの速度が最大7.4倍速いと会社は説明した。
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