今回両社が締結した契約は、新型コロナ期間を経て確認されたグローバル流通網のリスクおよび市場のニーズを解決するための意思決定だ。
LSエムトロンは“両社の技術力とインフラを積極的に活用し、顧客が望む競争力のあるコンパクト(Compact)級製品を共同で開発し、適期にグローバル市場に発売することを目的とする”とし、“これを通じてLSエムトロンは2035年までに協力を強化し、グローバル市場で最高のブランドに成長するだろう”と伝えた。
LSエムトロンは2009年からオーストラリアと東南アジアを皮切りに、CNH Industrialに60馬力以下のコンパクトトラクターをOEM供給し、現在までも北米・ヨーロッパなど先進市場を中心に2023年基準累計売上が1兆4000億ウォン以上(約10万台)に達する展望だ。
CNH Industrialは英国に本社を置く農業・建設分野の世界的な製造企業であり、農業機械部門では年間売上180億ドル(2022年基準)を達成した。 最近は精密農業関連の核心製品を製造する北米のRaven Industries及び業界最高の自動運転電気トラクターを製造する北米のMonarch Tractorの持分を買収するなど、未来農業技術を先導する企業として生まれ変わっている。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。