10月の建設企業景気実査指数(CBSI)が3ヵ月ぶりに反騰した。ただ、依然として指数が基準値以下を下回っており、建設景気の不振は続くとみられる。
6日、韓国建設産業研究院によると、10月CBSIは前月より3.7ポイント(p)上昇した64.8を記録し、3ヵ月ぶりに反騰した。
CBSIは建設企業を対象にアンケート調査を通じて算出した景気実査指数だ。基準の100を下回れば、現在の建設景気の状況を悲観的に見る企業が楽観的に見る企業より多いという意味だ。
CBSIは去る8月に19.3p下がり2020年1月以後最大下げ幅を記録した。9月にも9.4p下がり最低を更新した。先立って指数が急落したことにともなう統計的反騰効果により、先月CBSIが一部回復に成功したと分析される。
細部的な景気実査指数(BSI)別には、資金調達BSIが72.7で前月より4.4p上がった。9月26日に発表された住宅供給活性化方案に不動産プロジェクトファイナンス(PF)貸出に対する金融支援策などが含まれたことにともなう影響と解釈される。ただ、絶対的な指数水準は70台前半で依然として低い水準であるため、資金調達の困難は続いていると分析される。
建設産業研究院のパク・チョルハン研究委員は「去る8~9月にCBSIが30p近く下落し建設景気が急激に悪化したが、先月は小幅上昇した」として「ただし指数水準が60台半ばに過ぎず依然として状況が良くない」と説明した。続けて「今月指数が一部改善されると予想されるものの、指数水準が70台序盤にとどまり建設景気は依然として不振な状況を持続するだろう」と付け加えた。
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