8月の韓国生産・投資が増加に転じ···消費減少は2カ月連続維持

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[写真=Gettyimagesbank]

韓国の半導体生産と建設既成実績の増加に支えられ、8月の生産と投資が増加傾向に転じた。一方、消費減少傾向は2ヵ月連続で続いている中、減少幅はやや緩和された。

統計庁が4日に発表した8月の産業活動動向によると、8月の全産業生産(季節調整・農林漁業を除く)指数は112.1(2020年=100)で前月比2.2%増えた。生産は5~6月に増加していた中、7月に0.8%減少して停滞したが、8月に入って再び増加転換したのだ。

製造業の生産は半導体が主導した。半導体生産は前月対比13.4%増加し生産増加傾向を牽引したものの、生産増加幅に比べ出荷増加幅が相対的に少なく在庫も15.3%増えた。
 
統計庁のキム・ボギョン経済動向統計審議官は「最近半導体出荷が四半期末に大きく増加する傾向を見せているだけに、その前まで生産と在庫が共に増加する傾向を見せている」と説明した。

サービス業の生産は情報通信などで減ったが、芸術・スポーツ・余暇と宿泊・飲食店などで増加した。

一方、消費動向を示す小売販売額指数(季節調整)は8月102.6で、前月比0.3%減少した。飲食料品などの非耐久財(-5.6%)、衣服などの準耐久財(-7.2%)、家電製品などの耐久財(-2.1%)の販売はいずれも減少した。ただ、前月比減少幅は7月の-3.3%から小幅緩和された。

設備投資は船舶などの運送装備(13.1%)と特殊産業用機械などの機械類(0.6%)でいずれも増加し、前月比3.6%増となった。建設既成も土木(13.8%)と建築(1.8%)で工事実績が共に増え、前月比4.4%増加した。ただ、建設受注は住宅など建築(-59.9%)と機械設置など土木(-55.0%)でいずれも減少し、前年同月比59.0%減少した。

生産と投資は先月減少した後、1ヵ月ぶりに再び増加傾向に転じた。一方、消費は先月に続き2ヵ月連続で減少した。

現在、景気を示す同行総合指数の循環変動値は前月比0.2ポイント下落し、3ヵ月連続下落傾向を記録している。今後の景気局面を予告する先行総合指数循環変動値は前月比横ばいだった。
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