​サムスン重工業、「レーザー高速溶接ロボット」開発

[写真=​サムスン重工業]
[写真=​サムスン重工業]

サムスン重工業は業界で初めてLNG船貨物倉のメンブレンパネル接合速度を画期的に改善した「レーザー高速溶接ロボット」を開発したと21日、明らかにした。
 
今回開発したロボットは既存の方式である「プラズマアーク溶接(PAW、Plasma Arc Welding)」より速度が最大5倍速く、LNG船の建造生産効率を大きく高めることができる。
 
LNG貨物倉の建造過程は大きく断熱材設置とメンブレン施工で行われるが、極低温液化天然ガスが直接触れるメンブレンパネルの施工は高難度の溶接作業が大部分を占めており、ややこしくて時間も多くかかる。 17万4000㎥級LNG船1隻に搭載される4つの貨物倉のメンブレンパネル溶接長は60kmに達する。
 
これまで業界では熟練した溶接技能人材の確保が難しくなり、PAWは生産性向上に限界があり、新しい溶接技術の開発が求められてきた。
 
サムスン重工業・生産技術研究センターは2021年からレーザー溶接の技術的特性を応用し、メンブレン貨物倉に最適化された高速溶接ロボットを開発してきた。
 
「レーザー高速溶接ロボット」はレーザービームを一定の間隔と速度で回転させるWobble、焦点位置を変更するDefocusingで広い溶接矢(Bead)幅を生成することができ、レーザー変位センサーを内蔵し、屈曲した溶接位置も自動的に探すことができる。
 
長さ2mのメンブレンパネル溶接時、PAWは5分程度かかる反面、レーザー溶接は1分で終わるほど速度が速くなり、LNG貨物倉工程の生産性を引き上げる革新技術として浮上している。
 
サムスン重工業は先月、韓国型LNG貨物倉(KC-2C)にレーザー高速溶接ロボットを適用するテストを成功裏に終え、年内にフランスGTTのLNG貨物倉(MK-III)適用テストを完了した後、発注先の最終使用承認を経て、生産に本格的に適用する計画だ。
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