韓国の関税庁は5日、今年に入って8月まで事前安全承認を受けずに海外から輸入した要件違反物品1900万点、583億ウォン相当を摘発したと明らかにした。
摘発された違反物品は有害性検査承認を受けていない「医薬品治療薬」と「機能性化粧品」が246億ウォンで最も規模が大きく、△安定性および効能・効果確認を受けていない「加湿器用生活化学製品」(179億ウォン)△安全検査を行っていない「高圧ガス容器」(66億ウォン)などの順だった。
関税庁は国民健康と直結する「医療機器・医療用品」の重要性を考慮し、該当物品輸入業者2000社余りのうち情報分析で選定した輸入要件回避危険性が高い13社を調査した結果、事前承認手続きを履行しなかった7社(91億ウォン相当)を摘発した。
この過程で先端バイオ医薬品などの原料として使われる人体細胞が研究所の実験・研究用に輸入される場合、安全性検証など管理手続きが不十分であることが確認され関係機関に改善方案を提案した。
輸入物品の安全承認要件を履行していない企業には販売金額に相当する金額の課徴金が賦課されることがある。関税庁は輸入申告を代行する専門関税士などと相談し、該当品目と関連した法令と統合公告、税関長確認告示など輸入通関関連法令を確認し、関連義務事項を必ず履行しなければならないと説明した。
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