![[写真=サムスン重工業]](https://image.ajunews.com/content/image/2023/07/07/20230707110437107809.jpeg)
サムスン重工業は韓国から南シナ海を結ぶ区間で、船舶自律運航技術の検証に成功したと6日、明らかにした。
巨済造船所で建造された1万5000TEU級コンテナ船に独自開発した遠隔自律運航システム(SAS、Samsung Autonomous Ship)とスマートシップシステム(SVESSEL)を搭載したサムスン重工業は巨済を出発し、済州道を経て台湾の高雄港まで約1500キロを運航し、自律運航技術の実証を進めた。
今回のテストはAIS(Automatic Identification System)、レーダー、カメラセンサーおよびセンサー融合など、先端自律運航技術が集約されて行われ、運航中に半径50km以内の船舶、ブイなど9000つ以上の障害物を正確に識別した。 また、90回にわたる実際の船舶との遭遇状況で、安全に迂回経路を案内したことも確認された。
サムスン重工業関係者は“大型船舶の運航が頻繁な南シナ海域で、船舶の正面(ヘッドオン)、側面(クロッシング)接近時に安全な回避経路を正確に提示するなど、一次元アップグレードされた自律運航技術の実証に成功したと評価される”とし、“実際にサムスン重工業の自律運航システムが採択した航路は熟練した航海士が決めた回避経路と90%以上一致した”と述べた。
実証に投入されたコンテナ船はサムスン重工業が開発した状態基盤の装備メンテナンスシステム(SVESSEL CBM)、電子ログブック(SVSSEL eLogbook)など多様なスマートシップソリューションが設置され、船員の業務軽減と船舶運営費節減を支援する。
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