ソウル地下鉄、7月から10分以内に無料再搭乗···乗り換えとみなされ基本運賃免除

[写真=聯合ニュース]


7月からソウル地下鉄の一部区間で下車した後、10分以内に再び乗れば乗り換えとみなされ基本運賃が免除される。

ソウル市は28日、創意行政優秀事例の第1号に選定された「地下鉄10分以内の再乗車乗り換え適用」制度を7月から市が管轄する1~9号線で施行すると発表した。適用区間はソウル地下鉄1・3・4・6・7号線の一部区間と2・5・8・9号線の全区間だ。

現在は誤って降りる駅を通り過ぎて再び反対方向に進まなければならないか、移動中にトイレ利用など急な用事ができて改札外に出てからまた乗る場合、基本運賃が追加で賦課された。

このため、これと関連した苦情も少なくなかった。特にソウル地下鉄1~9号線は全体313駅のうち反対側に渡りにくかったり不可能な相対式ホーム比率が70%(220駅)、ホーム外部にトイレがある場合も82%(256駅)に達し不便苦情が持続的に発生した。昨年1年間、ソウル交通公社の「顧客の声」に受け付けられた関連苦情だけで514件に達する。

地下鉄1~9号線の中で10分以内に再乗車制度が適用される区間は1号線ソウル駅~清涼里駅、3号線の芝築駅~梧琴駅、4号線の鎮接駅~南泰嶺駅、6号線の鷹岩駅~烽火山駅、7号線の長岩駅~温水駅と2・5・8・9号線の全区間だ。ソウル以外の区間の中では唯一南楊州市が参加する。

10分以内に再乗車の特典を受けるためには、下車した駅と同一駅(同一号線)で再乗車しなければならない。改札を通過する際に「0ウォン」が表示され、乗り換え適用以後には元通り乗車距離に比例して追加料金が発生する。また、地下鉄利用のうち1回のみ可能で(乗り換え回数1回差し引き)、先払い・後払い交通カードとして利用する場合(1回券・定期券を除く)に限って適用される。

ソウル市のユン・ジョンジャン都市交通室長は「10分以内の再乗車は年間1千万人を超える市民が体験してきた不便を解消する創意的な政策」とし「市民の不便事項を綿密にチェックし、公共交通サービスを改善していく」と述べた。
 
 
 
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