LG化学、ハイニッケル単粒子陽極材の韓国初量産···4680バッテリーにも適用

[写真=LG化学]


 
石油化学事業の構造調整に乗り出したLG化学がバッテリー素材事業を拡大し、事業再編に速度を上げている。
 
LG化学は6月から清州(チョンジュ¥)陽極材工場で、次世代バッテリー向けハイニッケル単粒子(単結晶)陽極材の量産を開始したと26日、明らかにした。 初の生産量は7月からグローバル顧客会社に送られる予定だ。 LG化学は2027年までに単粒子陽極材生産ラインを亀尾(グミ)工場に拡張し、総生産規模を年産5万トン以上に拡大する計画だ。
 
韓国でハイニッケル単粒子陽極材を量産するのはLG化学が初めてだ。 LG化学はバッテリーのガス発生問題が顧客のペインポイントであることを把握し、これを改善するために2021年から本格的な研究開発に着手してきた。
 
単粒子陽極材とは、ニッケル、コバルト、マンガンなど複数の金属を一つの粒子形状(One-body)に作った素材で、寿命と容量という次世代バッテリーの核心課題を解決する鍵に挙げられる。
 
従来の陽極材は金属粒子を小さくまとめて作った多粒子(多結晶)構造だった。 充電と放電が繰り返されるほど素材の間に隙間が開くが、隙間からガスが発生し、バッテリーの寿命が次第に減ることになる。
 
耐久性の高い単粒子陽極材を使えば、ガス発生が少なく、安定性が高まり、バッテリーの寿命が従来より30%以上伸びる。 バッテリー寿命の低下問題はこれまで電気自動車の普及を妨げる障壁と考えられてきただけに、単粒子陽極材が既存バッテリーの限界を超えるのに寄与するものと期待される。
 
LG化学は初期量産では単粒子陽極材と既存陽極材を2:8の割合で混合して生産した後、順次単粒子だけが100%入った陽極材に変えていく計画だ。 適用製品もポーチ型をはじめ、4680円筒型バッテリー(直径46mm、長さ80mm)などに拡大適用する方針だ。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기