福島汚染水視察団長の劉国熙(ユ・グクヒ)原子力安全委員長が24日までの2日間の福島第1原発現場点検について「視察を通して安全性評価に進展があった」と評価した。
先立って21日に日本に出国した視察団は、劉団長を含め韓国原子力安全技術院(KINS)原発・放射線専門家19人と韓国海洋科学技術院(KIOST)海洋環境放射能専門家1人など計21人で構成された。
劉団長は「東京電力側は誠実に案内し、要請した資料についても前向きに検討することにした」とし「機能と役割に関するいくつかの追加分析作業が必要」と明らかにした。また汚染水が多核種除去設備(ALPS)を通る前の段階で異常状況が発生した場合に使用すべき遮断バルブを関心を持って視察したと伝えた。
今回の現場点検で汚染水試料を採取できなかったことについては「国際原子力機関(IAEA)が採取した1-3試料をすべて確保して分析中であり、試料を採取したところは視察団が今回見たタンクに含まれている」と説明した。 さらに「韓国は隣接国として汚染水に対して別途の検討をしてきた」と強調し、「IAEA検証には韓国の専門家も参加しており、IAEAの検証も参考にするしかない」と付け加えた。
一方、劉団長が率いる視察団はこの日、日本政府と技術会議および質疑応答をすることで活動を終える。
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