韓国中小企業、第1四半期の輸出総額は前年比7.9%↓···中国の輸出減少の影響

[写真=中小ベンチャー企業部]


韓国の中小ベンチャー企業部が最近1年間、輸出実績30万ドル以上の企業に政策資金支援回数制限適用を来年まで猶予する。特に重点支援分野にのみ適用していた3%ポイント(p)二次補填率を輸出実績10万ドル以上の企業に拡大する。輸出関連資金保証も運転資金算定限度の110%まで拡大適用する。

中小ベンチャー企業部は17日、経済副総理主宰で開かれた「非常経済長官会議兼輸出投資対策会議」で中小企業輸出動向と共にこのような対応方案を発表した。中国への輸出減少やコロナエンデミックによる診断キット需要不振などで中小企業輸出が打撃を受け、先制的に補完対策を発表したのだ。

今年第1四半期の中小企業輸出総額は273億ドルを記録した。昨年第1四半期の296億ドルに比べて23億ドル(7.9%)減少した。対中輸出総額減少の影響が大きかった。中国の輸出総額は昨年比11億ドル減少した。全体輸出減少総額23億ドルの半分に迫る。

中国への輸出減少は、コロナエンデミックで中小企業の生産が主だった診断キットの輸出が急減したためだ。第1四半期の中小企業の診断キット輸出額は6億3000万ドルで、昨年同期の19億4000万ドルに比べて67.5%減少した。この他にもベトナム(4億ドル)、米国(3億9000万ドル)、日本(2億3000万ドル)で輸出総額が減少した。

中小ベンチャー企業部は、グローバル不況による輸出不振を早期に克服するため、中小企業への補完課題をまとめた。政策資金支援回数制限適用猶予などをはじめ、内需企業と輸出国の多角化企業に輸出バウチャー123億ウォンを支援する。中小企業専用スマート物流センターを構築し、中東、米国、欧州などの戦略市場に現地拠点も拡充する。

オンライン・デジタルプラットフォーム基盤の輸出も促進と輸出企業現場の隘路を勘案し、下半期には政策資金も追加供給する。超格差分野を対象に5500億ウォンの特例保証も供給する予定だ。

中小ベンチャー企業部のイ・ヨン長官は「中小企業中心に2027年までに輸出寄与度を50%以上に引き上げる」として「中小企業主導の輸出ドライブを強力に推進し革新的技術とアイデアで未来新市場を先取りする輸出中小企業育成のために最善を尽くす」と明らかにした。
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