4月のICT輸出35.9%↓···半導体業況不振で10ヵ月連続下落傾向

26일 경기도 평택시 평택항 수출 야적장이 환한 불빛을 밝히고 있다. 22.12.26

[写真=亜洲経済]


韓国の電子産業の輸出に赤信号が10ヵ月間続いている。輸出を代表する品目だった半導体だけでなく、ディスプレイ、携帯電話など全分野が最悪の危機状況に追い込まれた。

15日、産業通商資源部によると、4月の情報通信技術(ICT)輸出は127億7000万ドルで前年同月比35.9%減少した。グローバル景気鈍化にともなうICT需要回復遅延、半導体業況不振の余波で昨年7月から始まった輸出減少傾向が10ヶ月連続で続いている。

輸入は104億4000万ドル、貿易収支は23億3000万ドルの黒字と暫定集計された。黒字規模は前年同月(77億9000万ドル)の半分以上に落ちた。ICT業況の悪化が続く場合、貿易収支の黒字規模はさらに縮小しかねない。

品目別には、半導体、ディスプレイ、携帯電話、コンピュータ・周辺機器など事実上全品目輸出が危機状況に置かれた。先月の半導体輸出額は前年同月比40.5%減の64億8000万ドルだった。グローバル景気鈍化が持続し、ICT機器需要とメモリー単価下落などで9ヵ月連続減少傾向だ。メモリー半導体の輸出額は29億3000万ドルで前年比54.1%、システム半導体は31億2000万ドルで22.1%減少した。

同月のディスプレイ輸出額は14億3000万ドルで、前年比30.5%減少した。液晶表示装置(LCD)は韓国の国内生産中止と事業縮小の影響で前年同月比43.9%減の2億9000万ドルを記録した。有機発光ダイオード(OLED)の輸出額は9億2000万ドルとなり、前年比21.6%減少した。

携帯電話の輸出状況も変わらなかった。4月の携帯電話輸出額は8億1000万ドルで、前年比41.6%減少した。グローバル機器需要鈍化にともなう完成品輸出減少、主要生産業者の部品需要減少などが輸出に悪影響を及ぼした。携帯電話の完成品輸出額は3億3000万ドルで前年比42.3%、部分品輸出額は4億8000万ドルで前年比41.2%減少した。

地域別には、中国、ベトナム、米国などを中心に輸出減少傾向が目立った。特に、韓国のICT輸出で40%を占める中国への輸出が急減した。先月の対中輸出は51億ドルで、前年比39%減少した。細部的には半導体(-37.6%)、ディスプレイ(-50.2%)、携帯電話(-46.5%)、コンピューター・周辺機器(-65.0%)などの輸出が大幅に減った。

昨年最大の貿易黒字国に上がったベトナムも先月ICT関連輸出が22億ドルにとどまり、前年対比26.7%減少した。米国と欧州連合(EU)へのICT輸出も前年同月比それぞれ40.1%、36.8%減少した。
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