国防部、国防科学技術革新基本計画発表···2027年までに国防R&D比重を10%まで拡大

[写真=亜洲経済]


科学技術強軍育成のために人工知能(AI)、有・無人複合など10大戦略技術分野が選定された。国防研究開発(R&D)の比重も2027年には10%水準まで段階的に拡大する。

韓国の国防部は19日、国家科学技術諮問会議の審議・議決を経て2023~2037国防科学技術革新基本計画を確定した。

2023~2037国防科学技術革新基本計画は「国防科学技術革新促進法」に基づき5年ごとに樹立される国防企画体系上の企画文書だ。

2019~2033国防科学技術振興政策書樹立以後の技術発展傾向、主要政策および安保環境など国内外政策条件変化を反映したというのが国防部の説明だ。

国防部が樹立する「国防戦略書」と科学技術情報通信部が樹立する「科学技術基本計画」を上位指針とする。防衛事業庁が作成する「国防科学技術革新施行計画」と「国防技術企画書」作成に基準を提供する。

基本計画は、未来戦場を主導する科学技術強軍建設というビジョンの下でAI・先端科学技術基盤構築と国家的次元の国防研究開発力量確保を目標とする中長期政策方向と推進戦略を含んでいる。

国防部は2021年11月、関係省庁や関連機関と国防科学技術革新業務協力タスクフォース(TF)を構成し、基本計画樹立のための先行研究や意見収集を行った。2022年8月、第7回にわたるTF会議の末、10大分野の30の国防戦略技術を最終選定した。草案作成後、今年3月、防衛事業推進委員会の審議および今回の国家科学技術諮問会議審議会の議決を経て最終的に公表した。

国防部は10分野30の国防戦略技術を選定した。国防戦略技術とは、国家安保維持、未来戦場先導、国家科学技術融合の観点から国防目標達成のために戦略的投資および育成が必要な技術を意味する。

10大戦略技術分野はAI、有・無人複合、量子、宇宙、エネルギー、先端素材、サイバー・ネットワーク、センサー・電子機器の推進、大量破壊兵器(WMD)対応だ。

科学技術強軍建設の目標達成に向けた5大推進戦略も設定された。現存の脅威や未来の戦場に備えるため、先端技術分野に集中投資する。技術開発能力を確保し、未来の戦場環境に備えることができる国防戦略技術を積極的に支援・育成する計画だ。

国防研究開発予算規模の拡大努力を続け、国防費のうち国防研究開発(R&D)比重を2027年10%水準まで段階的に拡大する方針だ。

また、革新・開放・融合の国防科学技術発展のために制度的基盤を設ける。挑戦的研究開発環境造成のために結果と過程の両方が重視されるよう制度を改善する。開放型国防研究開発遂行体系を確立し、AI・ビッグデータの固有な特性が反映されるよう手続きなどを改善する。

同時に国防科学技術ガバナンスを再確立する。国防科学技術コントロールタワー体系を再確立し、軍参加範囲の拡大および軍の研究開発力量を強化する。国防科学技術の企画・管理・評価体系を発展させていく予定だ。

国防科学技術の人材養成やインフラ強化にも乗り出す。国防研究人材の専門性を高度化し、産・学・研の参加活性化を通じて研究人材の底辺拡大を図る。国防試験評価力量強化のためにインフラを確保する。

これと共に国防科学技術民・軍協力強化および国際協力も拡大する。国家研究開発体系との協力を強化し、国家研究開発成果の活用を向上させる。韓米国防科学技術協力を強化し、既存の国際協力関係を発展的に見直す。

国防部は「国防科学技術革新基本計画で提示された推進課題を履行するために防衛事業庁と協力して国防科学技術革新施行計画を樹立し、履行現況を毎年点検していくなど同計画で設定した目標と戦略を成功的に達成できるよう努力する」と伝えた。
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