グローバル景気低迷の影響で消費が減り、農林水産食品の輸出額も減少した。
12日、韓国農水産食品流通公社(aT)によると、今年1月の農水産食品輸出額は約8億5000万ドルにとどまり、1年前より12.2%減少した。1月の農水産食品輸出額は生鮮食品と加工食品、水産食品など全部門で前年対比10%以上減少した。
aTは「在庫が累積したうえに各国の物価上昇により消費が萎縮し韓国産農水産食品輸入が昨年1月に比べて減った」と分析した。
生鮮食品の輸出額は1億1000万ドルで、1年前より11.4%減少した。キノコ類と果実類の輸出額はそれぞれ22.0%、20.4%減少した。キムチの輸出額は11.3%、高麗人参類の輸出額は9.6%減少した。
加工食品の中ではインスタントラーメンを除いたほとんどの品目で下落傾向を見せた。飲料の輸出額は19.8%減少した。ソース類と菓子類の輸出額はそれぞれ9.6%、7.7%減少した。
今年1月の水産食品輸出額は2億1000万ドルで、1年前より14.5%減少した。昨年、水産食品輸出額の中で最も大きな比重を占めた海苔輸出額は21.4%減少した。鮭とスケトウダラの輸出額はそれぞれ56.2%、47.6%落ち、前年同期比半分水準になった。カキの輸出額は16.3%減少した。
国別には、米国に対する輸出額(1億820万ドル)が28.5%減少した。欧州連合(EU)・英国への輸出は5190万ドルで30.8%減少した。aTは「米国の場合、Kフードに対する関心は依然として残っているが、景気低迷とインフレ、消費心理萎縮などが続くと予想され、輸出増加の回復傾向が遅くなるだろう」と見通した。
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