LG電子がベトナム現地で公式法人を設立し、電装事業にドライブをかける。 これまで苦戦を強いられてきた電装事業が本格的な成長傾向に突入する見通しだ。
LG電子は8日、ベトナムハノイで、ベトナムR&D法人の開所式を行ったと9日、明らかにした。 ベトナムに運営していたR&Dセンターを公式法人に昇格させたのだ。 該当法人は、車両用インフォテインメントシステムのソフトウェア開発と検証を担当する。
インフォテインメントはインフォメーション(Information)とエンターテインメント(Entertainment)の合成語で、未来モビリティ分野の核心技術として評価されている。 走行関連の様々な情報とエンターテインメント機能を同時に提供するシステムで、テレマティクス、オーディオ·ビデオ·ナビゲーション(AVN)が主要製品である。
今回のR&D法人設立を通じ、専門人材の確保と運営をさらに強化するという戦略だ。 現在、750人余りのベトナムR&D法人の電装部品関連開発人材を来年までに1000人水準に30%以上増やす。
また、人材育成と確保のため、2021年からダナンおよび近隣地域所在の大学と優秀人材に奨学金を提供し、入社を保障するなど、産学連携プログラムを運営している。 今年、ハノイ所在の大学に拡大する。
LG電子は2013年、初めて電装事業を担当するVS事業本部を作り、未来の成長動力として育成してきた。 ただ、2015年に50億ウォンの営業利益を出した後、持続赤字を記録した。 昨年は10年ぶりに営業利益1696億ウォンで、黒字転換に成功し、成長の勢いを示している。
実際、市場調査会社のストレッジティアナリティクスによると、グローバルテレマティクス市場でLG電子のシェアは昨年3四半期基準の23%で、1位を占めた。 また、AVN市場でも2021年から着実に二桁のシェアを記録しているというのが会社側の説明だ。
現在、電装部門の事業は大きく△VS事業本部(車両用インフォテインメントシステム) △子会社のZKW(車両用照明システム) △合弁法人のLGマグナ・イーパワートレイン(電気自動車パワートレイン)などに分けられる。 このような中核事業での均等な成長を通じ、グローバル自動車部品市場での立地を固めるという戦略だ。
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