昨年の外貨証券投資残高3653億ドル…株価下落などで423億ドル急落

[写真=亜洲経済(韓国銀行)]


昨年、韓国の国内外貨証券投資残高が株価下落と国際金融市場不安にともなう評価損失発生で大幅に減少した。

韓国銀行が2日に発表した「2022年中の主要機関投資家の外貨証券投資動向」によると、昨年末の韓国の主要機関投資家の海外株式と債券など外貨証券投資残高(時価基準)は3652億9000万ドルにとどまり、前年より423億7000万ドル減少した。統計作成後、史上最大規模を記録した2021年とは異なり、1年間で大幅に下落したのだ。

機関投資家別では、資産運用会社の投資残高は2690億1000万ドルとなり、前年比254億ドル減少した。保険会社も173億3000万ドル減り、証券会社は44億ドル減少した。ただ、外国為替銀行の場合、居住者外貨預金(2021年972億ドル→1109億ドル)が増え、唯一47億6000万ドル増加した。

商品別では、外国債券投資が243億ドル急減した1855億2000万ドルだった。韓銀は「米国債券10年の年利回りが2021年末基準で1.51%水準だったが、昨年末には3.87%で2倍以上跳ね上がった」として「このように主要国金利上昇にともなう評価損失の影響で資産運用会社(-159億ドル)と保険会社(-124億ドル)の海外債権投資が大幅に減少した」と説明した。

海外株式投資も主要国の株価下落による評価損失と新規投資縮小などの影響で96億7000万ドル減少した。特に、資産運用会社の投資残高規模が79億4000万ドル急落し、保険、外国為替銀行など他業権対比直撃弾を受けた。昨年、米国の株価はダウ・ジョーンズが前年比8.8%、ナスダック総合指数が33.3%下落した。欧州連合(EU)と日本もそれぞれ-11.7%、-9.4%下落した。

一方、コリアンペーパー(Korean Paper)投資は主要国金利上昇の影響で機関投資家投資残高が計84億ドル減少し、3年連続減少傾向を続けた。
 
 
 
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