1月の輸入物価は前月比2.3%下落…3か月連続↓

[写真=亜洲経済]


国際原油価格の上昇にもかかわらずウォン・ドル為替レートが大幅に下落(ドル安)し、韓国の輸入物価が1ヶ月前より2.3%下落した。輸出物価も3ヵ月連続下落傾向を示した。

韓国銀行が15日に発表した「2023年1月の輸出入物価指数」によると、1月の輸入物価指数は134.95(2015=100)で前月比2.3%下落し、3ヵ月連続下落した。前年同月比では1.7%上昇し、2021年3月から23ヵ月連続で上昇の流れを続けた。輸入物価の下落は1~3ヶ月間の時差を置いて消費者物価の下落圧力として作用し、国内消費者物価上昇の鈍化につながりかねない。

韓銀のソ・ジョンソク経済統計局物価統計チーム長は「国際原油価格が上昇したがウォン・ドル為替レート下落の影響で鉱山品・化学製品などが下がり輸入物価が前月比下落した」と説明した。

原材料は鉱山品(-1.6%)を中心に前月比1.8%下落した。化学製品(-2.5%)、コンピューター・電子および光学機器(-4.6%)などが下がり、中間財も前月対比2.4%下落した。資本財と消費財はそれぞれ前月比2.4%、3.0%下落した。

輸出物価も半導体を中心としたグローバル景気減速とウォン安の影響で3.0%下落した。このうち、工業製品の輸出物価が1ヵ月間で3.0%下がり、農林水産品物価も2.1%下がった。細部品目としては冷凍水産物(-5.1%)、タイヤコード及びタイヤ織物(-7.5%)、化粧品(-3.8%)、エチレン(-13.4%)、苛性ソーダ(-4.8%)、カラー鋼板(-5.2%)、DRAM(-16.1%)などが下がった。一方、ジェット燃料(8.6%)、ガソリン(7.5%)、ナフサ(6.9%)などは値上がりした。契約通貨基準の輸出物価は前月比0.5%上昇し、前年同月比では4.7%下落した。

韓銀は原油価格の反騰の中、中国のリオープン(経済活動の再開)が本格化する場合、原油価格の上方圧力として作用する可能性があるだけに、輸入物価の下落の流れが続くかどうかはもう少し見守らなければならないという立場だ。ソチーム長は「原油価格は上がったものの、鉄や金属など原材料価格の流れはマイナスを見せているだけに、中国のリオープンイシューなどの影響で下落の流れが続くかは今後見守らなければならない」と分析した。
 
 
 
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