SKT「A.」、2倍強力な「脳」装着…超巨大AIに拍車

[SKT「A.」、2倍強力な「脳」装着…超巨大AIに拍車]


 
SKテレコム(SKT)が独自構築したスーパーコンピューター「タイタン」性能を2倍以上に強化する。 さらに精巧な超巨大人工知能(AI)の具現に乗り出すためだ。 チャットGPT(ChatGPT)など超巨大AIモデルが注目される状況で、インフラ拡張を通じて関連事業基盤を固めるという戦略だ。
 
SKTは12日、2021年から運営しているタイタン性能強化のため、エヌビディアのA100GPUを1040つに増設したと明らかにした。 これは従来比2倍以上の規模だ。 タイタンは全世界のスーパーコンピューター性能を比較する「トップ500」で、2022年11月基準で世界92位を記録したことがあり、AIモデル「A.」の脳の役割を果たしている。
 
大規模な人工神経網を訓練するためには、膨大なデータと複雑な計算を迅速かつ正確に処理しなければならない。 数十億つ以上のパラメータを扱う超巨大AIを駆動するためには、スーパーコンピューターなど強力なインフラが必須だ。
 
これまでタイタンは理論上、7.19ペタフロップス(Peta Flops)の性能を出すことができた。 1ペタフロップスは1秒に1000兆回の浮動小数点演算が可能な速度だ。 SKT側は今回の性能強化を通じ、タイタンが17.1ペタフロップス以上の性能を備えたと説明した。 これは世界でも数えられる水準で、昨年11月基準では世界50位内に入る性能だ。
 
今回の拡大構築を通じ、SKTはより広範囲なデータを迅速かつ正確に処理できるコンピューティング性能を確保することになった。 タイタンを基盤にサービスを提供するA.も従来よりさらに精巧な学習が可能になる。 SKTは今回の性能強化を通じ、A.を現在より2倍以上規模のモデルに高度化する計画だ。
 
A.はSKTが昨年5月に披露したAIエージェントサービスだ。 SKTは超巨大言語モデルのGPT-3を韓国語に合わせて開発し、これをA.に適用して披露した。 A.は商用サービスに数百億つ以上のパラメータモデルをすでに適用しており、今後、長期記憶、マルチモーダル、チャットGPTなどのAI技術導入を通じてサービスを高度化する予定だ。
 
今後、SKTは数年間内在化した超巨大AI研究開発技術力とスーパーコンピューティング高度化などを基盤に、超巨大AI汎用性を無限大に拡張する計画だ。 実際、すでにA.を通じて音楽サービス、モビリティサービス、映像サービスなど、韓国の代表メディアプラットフォームにAIを導入して提供している。
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