昨年第4四半期、韓国の慶南など4市・道を除く12市・道で小売販売が減少した。
統計庁が9日に発表した「2022年第4四半期および年間市・道サービス業生産および小売販売動向」によると、昨年第4四半期の全国16市・道(17市・道のうち世宗を除く)のうち、昨年同期より小売販売が減少した市・道は12市だ。
このうち大田(テジョン、-5.2%)の減少幅が最も大きく、済州(チェジュ、-5.1%)、ソウル(-5.0%)、光州(クァンジュ、-3.4%)、大邱(テグ、-2.9%)、全羅南道(チョルラナムド、-2.0%)の順だった。釜山(プサン、-1.9%)、蔚山(ウルサン、-1.5%)、忠北(チュンブク、-1.4%)、江原(カンウォン、-1.2%)、全北(チョンブク、-0.7%)、京畿(キョンギ、-0.4%)も小売販売が減少した。
全般的に専門小売店、デパート・スーパーマーケット・雑貨店およびコンビニなどで販売が減少したが、乗用車および免税店では販売が増えた。
小売販売が増加した市・道は慶尚南道(キョンサンナムド、5.8%)、仁川(インチョン、1.2%)、忠清南道(チュンチョンナムド、0.8%)、慶尚北道(キョンサンブクド、0.5%)の4つだった。
昨年第3四半期には小売販売が減少した市・道が9つ、増加した市・道が7つだったが、第4四半期には増加した市・道数が減り、減少した市・道数が増えた。
昨年第4四半期のサービス業生産は昨年同期と比べて16市・道で全て増えた。
特に仁川(インチョン、5.7%)、ソウル(4.8%)、忠清南道(チュンチョンナムド、4.8%)、済州(チェジュ、4.6%)でサービス業の生産増加幅が大きかった。金融・保険、宿泊・飲食店、保健・社会福祉などで相対的に好調を見せた影響だと統計庁は分析した。
反面、大田(2.6%)、慶北(1.4%)、光州(0.9%)なども増加傾向を示したが、不動産、宿泊・飲食店などで相対的に不振、他の市・道より増加率が低かった。
サービス業の生産減少は前四半期と似たような流れを見せたが、小売販売は減少幅が大きく拡大した。減少幅が拡大したり、増加幅が縮小されていない地域は慶尚南道と忠清南道の2ヵ所に止まった。特に慶尚南道(キョンサンナムド)の場合、2.7%から5.8%へと大幅に拡大した。
大田・済州・大邱・江原など4市・道は前四半期増加から減少に転換され、ソウルと釜山は各々減少幅が0.9%から5%に、0.4%から1.9%に拡大した。
これに伴い、年間指標では16市・道でサービス業生産が増加したが、小売販売は13市・道で減った。ソウルはサービス業の生産が4.2%増えたが、小売販売は1.0%減ったが、仁川はサービス業の生産と小売販売がそれぞれ6.8%、2.2%減った。
一方、16市・道と別途集計された世宗では昨年第4四半期のサービス業生産が不動産で26.8%減少した。小売販売は大型マートで前年同期比3.8%増加したが、乗用車・燃料小売店で0.4%減少した。世宗は2018年第1四半期統計上忠南から分離されたが、急速な都市成長と標本調査の限界により一部業種の指標だけが公表されている。
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