韓国の中小企業輸出、1175億ドル「過去最高」

[写真=亜洲経済]


昨年、韓国の中小企業の輸出額が過去最高値を記録した。グローバル景気減速や原材料価格の上昇、サプライチェーンの不安など、厳しい対外状況の中で成し遂げた成果だ。

中小ベンチャー企業部は7日、昨年の中小企業輸出額が1175億ドル(約147兆6700億ウォン)を記録したと明らかにした。前年比1.7%増の規模で、2年連続1100億ドルを超えた。

輸出中小企業数は9万2578社で、前年(9万2114社)比小幅増加した。特に輸出額1億ドル以上の企業が64社で、前年(57社)比12.3%増となり、過去最大の増加となった。

品目別では △プラスチック製品 △化粧品 △自動車部品 △合成樹脂 △半導体製造用装備などが高い輸出額を記録した。ただし、中小企業1・2位の輸出品目であるプラスチック製品・化粧品は、最大輸出国である中国の需要減少により、輸出額がそれぞれ4.9%と7.6%減少した。

中国と香港は強力なコロナ封鎖政策による生産・消費鈍化と景気回復遅延で昨年の輸出が前年対比それぞれ8.2%、15.9%減少した。10大輸出国の中では、米国、日本、台湾、インド、メキシコの5カ国の輸出額が増加した。このうち、日本を除く4ヵ国の輸出額は過去最高の実績を記録した。

昨年、中小企業のオンライン輸出額は7億1000万ドルで、前年比8.5%増加した。韓国全体のオンライン輸出額(9億1000万ドル)のうち、中小企業の割合は78.4%に上る。特に米国と東南アジア国家を中心に音響機器、コンピューターなどが好調を示した。

中小ベンチャー企業部は輸出好調を続けるため、支援策を強化する。△デジタル分野の新輸出市場の拡大 △グローバル化で武装した強い企業育成 △現場需要に基づいた輸出支援体系の構築提示の3大戦略が核心だ。仁川国際空港に中小企業の航空輸出専用物流センターを構築するなど、全方位的な支援に乗り出す計画だ。

チェ・ウォニョン グローバル成長政策官は「中小企業輸出は2年連続で増加したが、グローバル景気低迷などで昨年下半期から減少傾向が現れており、今年も厳しい環境が持続すると予想される」として「中小企業への輸出支援方案を支障なく推進し、中小企業が韓国輸出の主役に成長できるよう積極的に支援する」と話した。
 
 
 
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