LG化学が米国食品医薬品局(FDA)承認の抗がん新薬を保有している企業「AVEO Pharmaceuticals」の買収合併を終える。 会社はバイオ分野への投資を通じ、グローバル30位の製薬会社に跳躍するという抱負だ。
19日、LG化学によると、18日、AVEO買収のため、米マサチューセッツ州ボストン所在の生命科学子会社「LG化学グローバルイノベーションセンター」に7072億ウォン(5億7100万ドル)を出資し、20日に最終買収合併を完了する。
AVEOはLG化学の孫会社に編入され、従来のように独立的な経営体制で運営されると会社側は伝えた。
AVEOは2002年、米ボストンに設立された抗がん剤特化バイオテックで、2010年、ナスダックに上場された。 2021年、腎臓癌標的治療剤「FOTIVDA」がFDA許可を受け、2021年、3900万ドル(約483億ウォン)の売上を上げた。 2027年には約4500億ウォンまで売上が増えるものと予想される。
LG化学は、AVEOの買収を通じ、世界最大の抗がん市場である米国での事業競争力を高め、抗がん分野のグローバル製薬会社へと成長していくという構想だ。 このため、中長期的には生命科学事業本部が開発している抗がん新薬パイプラインをAVEOに移管し、抗がん新薬の米国現地商業化を加速する計画だ。
LG化学は3大新成長動力の一つであるバイオ事業研究·開発(R&D)に2027年までに2兆ウォンを投資し、2030年までに抗がんと代謝疾患分野の4つ以上の新薬を米国など海外市場に発売するという目標を立てた。 従来のバイオ事業は2027年までに2兆ウォンの売上を達成する計画だ。
LG化学のシン·ハクチョル副会長は“AVEOを抗がん事業開拓および成長を導く未来バイオ拠点として集中育成し、統合シナジーを極大化し、「抗がん中心のグローバルTop30製薬会社」に跳躍する”と抱負を明らかにした。
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