LS電線がKTサブマリン持分買収を通じ、海底ケーブル市場での立地を拡大する。
LS電線は最近、海底施工専門会社「KTサブマリン」の持分16%を買収したと8日、明かにした。 グローバル海上風力市場で受注競争力を確保すると同時に、両社間のシナジー効果を出すための投資というのが会社側の説明だ。
今年、コールオプションを行使する場合、KTサブマリンの筆頭株主になるという分析だ。 LS電線は海底ケーブル製造能力とKTサブマリンの施工エンジニアリング技術、船舶運営能力を結合し、海外事業で受注競争力を向上させるものとみられる。
KTサブマリンがLS電線との協力で事業機会を確保し、実績を改善するという展望もある。 LS電線が敷設船を海外で貸与したり、埋設などを外注で進行する場合が多かったが、これをKTサブマリンが進行できるためだ。
世界的に炭素中立政策が本格化し、LS電線が昨年北米、欧州、アジアで獲得した大規模受注は計1兆2000億ウォンに達する。
実際、最近は英国北海ノーフォーク海上風力発電団地2ヵ所で計6400億ウォン規模のHVDCケーブル供給契約を締結した。 韓国電線メーカーが欧州から受注した歴代最大規模だ。 北海を中心に海上風力発電事業が活発なだけに、追加受注の可能性も高い。
北米、アジアなどグローバル市場攻略にも積極的に乗り出している。 昨年初め、北米で3500億ウォン規模の海上風力用海底ケーブル供給契約を締結した。 台湾ではこの3年間、計8000億ウォン規模の海底ケーブル供給権を確保した。
これと共に、今後、米国市場はグローバル海底ケーブル事業を加速させる踏み台の役割を果たす見通しだ。 海上風力発電など新再生エネルギー供給拡大を骨子としたインフレ削減法(IRA)が施行されてからだ。
LS電線関係者は“海上風力、太陽光など新再生エネルギーには大部分HVDCケーブルが使われる”とし、“全世界的な新再生エネルギー政策の拡大で、HVDCケーブル市場が10年内に年間数十兆ウォン規模に成長するだろう”と述べた。
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