[CES 2023] SKイノベーションのキム·ジュン副会長"未来には輸送用燃料が全てなくなる···電気化·リサイクルがメガトレンド"

[[CES 2023] SKイノベーションのキム·ジュン副会長“未来には輸送用燃料が全てなくなる···電気化·リサイクルがメガトレンド”]


 
SKイノベーションのキム·ジュン副会長が“無炭素という基本的な方向性で、SKイノベーションの2つのエコ戦略は電気化(Electrification)とリサイクル(Recycle)”と強調した。
 
キム副会長は世界最大の技術展示会「CES 2023」が進行中だった5日(現地時間)、米国ラスベガスで記者団と会い、SKイノベーションのエコ新事業と関連し、このような青写真を明らかにした。
 
昨年、創立60周年を迎えたSKイノベーションは創立100周年を迎える2062年までに、これまで会社が排出したすべての炭素を相殺し、「オールタイムネットゼロ(炭素中立·炭素純排出量0)」を達成するというビジョンを宣言したことがある。 事業構造もやはり「グリーントランスフォーメーション」を核心に変化させている。
 
キム副会長は炭素中立がESG(環境·社会·透明経営)強化のためにも重要だが、根本的に企業の生存がかかった問題だと見た。 彼は“未来には輸送用燃料が全てなくなるだろう”とし、“そうなれば、ガソリン、軽油など主力製品の需要がなくなり、私たちが保有している設備が無用の長物になるという意味”と強調した。 続いて彼は“我が製品に対する需要を継続的に創出するためには、精油設備を無炭素、できなくても低炭素概念に変えなければならない”とし、“持続可能航空燃料(SAF)などエコ製品を生産できるよう設備を改めなければならない”と説明した。
 
このようにエコ時代に企業の生存のため、彼が考える戦略は電気化とリサイクルだと耳打ちした。 キム副会長は“エネルギー·化学分野での「メガトレンド」は電気化”とし、“今後は大型発電所から首都圏まで電力を引っ張ってくる送電網構築が引き続き難しくなるので、分散発電所形態に転換されるだろう”と見通した。
 
SKイノベーションが保有しているガソリンスタンドをハブにマイクログリッド(小規模電力網)を構築し、地域内で電力を生産し、自主的に需給するインフラを構築するという説明だ。 このような構想を実現したのが、ソウル衿川区(クムチョング)にあるSKパクミガソリンスタンドだ。 パクミガソリンスタンドは屋上に燃料電池を設置して電力を生産している。 これと関連した各種規制改善実験も行われている。
 
キム副会長は“結局、エネルギー供給方式と使用方式が全て変わらなければならない”とし、“当然それに合わせて私たちの既存事業も全て変えていかなければならない”と述べた。
 
残りの一軸を担当するリサイクルは、すでにSKイノベーション系列会社の事業構造転換を通じて具体化している。 キム副会長は“SKジオセントリックはリサイクル事業に100%転換することにし、SKエンムーブは廃油を回収してそれを再び潤滑油にするなど、アップサイクルに集中することにした”とし、“これだけでは炭素を十分に削減できないため、逆に炭素を相殺(offset)できる選択肢も持っていかなければならない”と述べた。
 
SKイノベーションがSK onを通じて攻撃的なバッテリー事業に乗り出す理由もこれと無関係ではない。 キム副会長は“結局、バッテリーと金属もリサイクルする方向に事業が展開されるだろう”とし、“SKイノベーションのバッテリー事業は基本的にガソリンと軽油を売って自動車に供給していたエネルギーを電気に変えるという概念”と説明した。
 
最後に彼は“SKイノベーションは60年間、世の中を動かす原動力を提供し、今後もそうするだろう”とし、“ただし今までその基底に炭素があったなら、今後は無炭素を基盤にこのような役割を持続していくという戦略”と強調した。
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