現代モービスが米国最大のメディアグループであるシンクレアと提携し、北米市場で車両用放送プラットフォームのテスト事業を進めると26日、明らかにした。
世界で初めて開発した車両用ATSC3.0(米国の次世代放送標準)受信システムの技術力を現地で立証し、グローバル市場を照準するという戦略だ。 ATSC3.0は、米国で20年ぶりに新たに制定した次世代放送標準だ。 放送周波数とインターネットプロトコルを利用し、高画質映像とデータの高速送受信を具現する。
通信周波数より広い到達範囲を安く活用しながら、多チャンネル放送と双方向サービスが可能だという長所がある。 特に、自律走行の拡大に伴い、移動中の車内での高画質映像コンテンツに対する需要を満たしてくれるものと期待される。
ATSC3.0システムが適用された車両は、ファミリーカーの需要が多い中大型乗用型多目的車(SUV)市場でさらに脚光を浴びる見通しだ。 リアルタイムの高画質TV視聴はもちろん、災害や非常状況のリアルタイム通知、地域オーダーメード型広告サービス、車両ファームウェアOTA(無線ソフトウェアアップデート)まで活用度が無限である。
現代モービス関係者は“ATSC3.0は現代モービスの主力事業の一つである車両用インフォテインメント分野の技術と結合し、今後、さらに強力な機能を提供できるだろう”と述べた。
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