双龍自動車が裁判所の企業回生手続き(法廷管理)の終結決定を受け、新たに出発することになった。 新車であるトーレスの販売好調で、迅速に財務状態を改善した結果だ。
ソウル回生裁判所・回生1部は11日、双龍自動車の企業回生手続きを終結したと明らかにした。 これは双龍自動車が企業回生手続きを申請してから1年11ヶ月ぶりであり、企業回生手続きを開始した時点基準では1年7ヶ月ぶりだ。
裁判所は“回生計画上、返済対象である約3517億ウォン相当の再生担保権と再生債権の大部分の返済が完了した”とし、“回生計画の遂行に支障があるとは認められない”と明らかにした。 これは双龍自動車が先月31日、裁判所に回生手続きの終結を申請したことに対する裁判所の決定だ。
双龍自動車は15四半期連続の赤字で、金融機関から借りた貸出金を返済できない状況に置かれると、2020年12月に回生手続きの開始を裁判所に申請した。 続いて昨年4月15日、裁判所は回生手続きの開始を決めた。
双龍自動車は回生手続きの過程で、エジソンモーターズを買収·合併(M&A)優先交渉対象者に選定したが、エジソンモーターズが買収代金の残金を納入できず、契約が解除された。 以後、再売却手続きに入り、KGコンソーシアムを買収予定者に選定し、今年8月、裁判所から回生計画案の認可を受け、最終買収者としてKGコンソーシアムを確定した。
KGコンソーシアムは3655億ウォンの買収代金を支払い、有償増資代金5710億ウォンも納入を完了した。 KGモビリティが双龍自動車の持分66.12%を確保し、大株主となった。
双龍自動車は買収代金をもとに、債権の大半を返済した。 また、7月に発売された新車トーレスが2ヵ月ぶりに累積販売台数1万台を超えるなど善戦し、財務改善に肯定的な影響を及ぼした。 裁判所もこのような点を考慮し、回生手続きを早く終結することにしたものと分析される。
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