韓国の大統領府は5日、北朝鮮が中距離弾道ミサイル(IRBM)発射などで挑発を続けていることについて、7回目の核実験の可能性を伝え、韓米が協力状況を明らかにした。
「7回目の核実験への可能性を高めていくための段階別シナリオを踏んでいくのではないかと判断している」と伝えた。
大統領室の関係者はこの日午後、龍山の大統領室で記者団に対し「最近の状況からすると、北韓のミサイル射程が増え続け、ミサイル関連プラットフォームが変わっている」とし「第7回核実験への可能性を高めていくための段階別シナリオを踏んでいくのではないかと判断している」と伝えた。
また「最近、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射と関連し、韓米は外相と安保室長を含むすべてのレベルでリアルタイムで緊密に疎通し、協力している」と明らかにした。
さらに「北朝鮮の弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会決議の明白な違反であり、韓半島、ひいては国際社会に対する深刻な脅威」とし「韓国政府は韓米、韓米日協力を強化し、北朝鮮の無謀な挑発には必ず代価が伴うという点を認識させるために国際社会と緊密に協力する」と強調した。
韓米日の対応手段に戦術核も含まれるかどうかについては、「拡張抑制は北朝鮮の核挑発を抑制できるすべてのパッケージを総体的に網羅するという立場を尹大統領が堅持している」とし、「韓米は拡張抑制の画期的な変化案を緊密に協議している」と答えた。
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